僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
このところの片付けで古いキャンプ用品が出てきたが、鍋はずいぶんと形が変わってきているようだ。
今風の鍋は取っ手が左右に開閉するが、僕は普通の感じの方が好きだ。
普通の感じというのは、このように柄が一本になっている物の事だ。
この写真では折りたたまれているが・・・
これはハイキングや釣りで使っていた物だが、今ではネットを探しても見つからない。
いまさらキャンプに行くこともないだろうが、もし穴があいたらリベットで修理して使おうと思っている。
ところで、ネットで鍋を探している時に軍隊の払い下げ飯盒を見つけた。
スウェーデン軍の物でアルコールバーナーが付属しているようだ。
軍隊が使うものであれば、けっこう頑丈なのだろうか。
面白そうなので注文してみたが・・・
スウェーデン軍のメスキットと言うらしいが、日本では米を炊くのに便利だと言う記事が多く見つかった。
野外でご飯を炊く気はないが、一度くらいは試してみたいな。
僕は、スープのようなものを作るのに良いかと思って買うことにしたのだ。
この形なら、ジャガイモなど大きいまま使えそうだ。
ちなみに、ご飯はパック入りの暖めるやつが便利で簡単だし、荷物も軽くなるから最高だ。
先日は固形燃料で炊飯のテストをしてみたが、食べてみると美味しかった。
息子にも好評で、普段のご飯よりも旨いと喜んでいた。
それならば、飯ごうで炊いてみようかという事になったのだ。
飯ごうとは、こんな形のアルミ製の鍋で4合のご飯を炊くことができる。
飯ごうの価格を調べて気づいたのだが、キャンプ用品の価格は20年前とぜんぜん変わらないようだ。
普通の物の多くが値下がりか値上がりしているのに、なんだか不思議な気がする。
ところで、飯ごうでの炊飯は2回しか経験がない。
しかも2回ともガソリンを使ったコンロで、焚き火で使ったことはない。
今回は台所のガスコンロで炊いてみたが、上出来だった。
飯ごうの炊き方はネット検索で調べたが、よくは分からなかった。
何が分からないかと言うと、火加減がハッキリとしないのだ。
全体を通して中火が良いとかあるのだが、中火がどの程度の火力であれば良いのだろうか?
ともかく、全開から半分ちょっと少な目の火力でやってみた。
3合の米を使ったのだが、飯ごうには2合と4合の水目盛りしかないので困った。
米から水面までの深さが指先の間接ほどあれば良いとあったので、それでやってみた。
火力が弱すぎたのか、沸騰するまで10分間以上かかってしまった。
沸騰後は少し火力を強めて15分間ほど経つと、蓋から漏れる蒸気が少なくなってきた。
ここで蓋を開けてみると、普通に炊けたように見える。
そこでコンロから下ろして、10分間ほど蒸らした。
これで食べてみると良い感じに炊けているが、底にはしっかりと焦げができている。
どうしたものか考えていると、息子が焦げを欲しがったので処分先が決まった。
息子は焦げ飯を食べたことが無いと言い、興味深げに口にしていた。
旨いと言っているが、僕は焦げ飯は嫌いなので信じられない。
さて、人生で3回目の飯ごう飯であったが上手くいった。
電気釜を使っていると飯炊きの仕方が分からないが、飯ごうを使ってみて分かった。
沸騰してから10~15分間くらいの時に、蓋を開けて中を覗いて様子を見れば良いのだ。
そのうち、家庭内では中を覗かなくても時間だけで炊けるようになるだろう。
屋外では風で熱が奪われたり、焚き火など火力が不安定で条件が一定しないので難しいと思う。
だが、中を覗けば分かることなので心配はないだろう。
キャンプ道具のWebサイトを眺めていると、便利そうな物がたくさん出てくる。
たぶん使わないだろうと思う物でも、見ていると欲しくなる事がある。
コンパクトにまとめられるキャンプ道具は、見ていて楽しい。
ところで実際のキャンプは、後片付けが面倒だ。
数えるくらいしかキャンプしていないが、帰る時には全部の道具を捨てたい気分になる。
テント:
袋からひっぱり出して、骨組みして布をかぶせてロープ張り。
組み立ては簡単にできるが、片付け時に泥草汚れを拭くのが面倒だ。
僕は折りたたみながら拭きとっていた。
しかし、なんといっても折りたたむのが一番やっかいな事だ。
雨傘をたたむのに苦労するような者にとって、テントの片付けは悪夢のようなものだ。
寝袋:
たいがいの場合、元の大きさにたたむのに苦労する。
火道具:
オプティマス 8R という、ガソリンを燃料にしたコンロを使っていたので片付けは簡単だった。
使用後に冷めたら蓋を閉じるだけで、ハンバーガーの容器みたいになる。
使い方も簡単で、燃料を入れたらバーナー本体にガソリンをぶっかけて火だるまにしてやる。
要するに予熱なのだが、そのうちにゴーゴーと大きな音をたててバーナーから炎が出る。
他のコンロ類で小枝、マキ、炭などを燃やす道具は、ススで真っ黒になるから大変だ。
火にかけた鍋などもススだらけになるので、使用後の鍋の置き場所にも気をつけなければならない。
鍋、食器:
洗うには大量の水が要るので、汚れを紙で拭き取るのが手間いらず。
仮にキャンプ場の場合、安アパートの共同みたいで雰囲気が・・・
ところで、拭き取りに使った紙の処理はどうしたら良いだろうか。
コンロや焚き火台の片付け前なら燃やせば良いが、後だったら困る。
仮に燃やしたとしても、最後にはコンロを拭いたスス汚れの紙が残ることになる。
これはもう、持ち帰るしかないな。
残飯:
食材は必要な分だけ下ごしらえして持って行くと良いが、食べ残しが出る事もある。
土中に埋めるか、持ち帰りだろう。
普段は料理した事がない者がやると、当然のこと失敗が多くなる。
焦げ付いて炭のようになり、食べたくても食べられない残飯が出るだろう。
また、不足を心配して、作り過ぎたりする事が多いと思う。
いま気づいたが、エスビットと別の固形燃料を使い捨てライターと一緒にビニール袋に入れてあった。
その使い捨てライターはガスは満タンで変わりはないが、火がつかない。
そもそも火花を出したくても、ヤスリが空回りして火花の出ようがないのだ。
さらに、ガスも出ない。
どういうことだろうか、さっぱり分からない。
固形燃料と一緒にしておいたのが悪かったのだろうか。
使い捨てライターは、スーパーのビニール袋に一杯になるほど持っている。
新品を入れたはずなのに、いつの間にかガスが減ってしまったものが大半だ。
わずか数年でガスが抜けてしまったのだ。
それにもかかわらず、固形燃料と一緒に保存したライターは、ガスがぜんぜん減っていない。
もっとも、ガスが減らなくても火が着かないのであれば意味はないが。
夏休みだからキャンプしたいような気分だが・・・
先日はアルコールや木材などを燃やすコンロを作ってみたが、今日は飯炊きをした。
固形燃料を使って、どのような感じに出来上がるのか確かめてみた。
道具は、エスビットという携帯式の固形燃料を燃やす物と、アルミの鍋だ。
もう20年以上前の物だが、ずっとお蔵入りしていた。
鍋の取っ手というかハンドルが、蓋にかぶさる方式だ。
特に違和感はないが、今の流行とは違うようだ。
もしかして、このハンドルが炊飯に大きな影響を与えるとは?
しかし、20年以上も経つと錆びていて、開くときに壊れそうな感じがする。
燃料箱の外装フィルムが、褐色になっている。
鍋は容量1リットルで注ぎ口が付いているが、この注ぎ口は炊飯にはどうなのだろうか?
圧力の逃げ口になってしまうだろうなぁ、とか思っているのだ。
この鍋には生米を1合と同量よりチョッと多目の水を入れて、30分間ほど室温に置いた。
ところで、エスビットの固形燃料は燃えた後が汚いのだ。
本体に錆が出るのは仕方がないが、ススやら燃えカスで真っ黒になるのは困る。
もちろん鍋底もススで黒くなり、うっかりすると手はもちろん他の物まで汚してしまう。
そのようなわけで、20年前の当時は写真のような燃料を使っていた。
これは、ほとんど汚れなかった。
現在この燃料が入手可能であるかは、調べていない。
今回の炊飯は現在でも入手できるエスビット燃料を使ったが、20年以上保存したものである。
さて、いよいよ炊飯きをしてみる、着火後の様子は次のとおりだ。
3分後 ボコボコ音がして沸騰し始めた。
5分後 蓋から蒸気が上がり始めた。
7分後 蒸気の勢いが強くなり、蓋が少し浮き上がったので一旦押し込んだ。
9分後 チリチリ音がし始めた。
10分後 燃料が少なくなってきたので、燃料を半分に折って片方を追加した。
11分後 チリチリしているが焦げ臭はしない。
12分後 燃料が減ってきて、吹けば消えそうなトロ火になってきた。
13分後 自然消火。
その後は蒸らしとして、鍋を雑誌の上に移して20分間置いた。
着火してから33分間後、鍋の蓋を開けてみるとうまい具合に炊けたようだ。
ボツボツとカニ穴が見えるぞ!
鍋のハンドルについて、後で気づいたのだがぁ。
炊飯中にこのハンドルを倒しておけば、蓋を押さえつけるので良かったのかも知れないと!
よく聞く話では、蓋に重しの石を載せたりするという。
結果的には、うまく炊けたのでどうでも良いか?
次回から蓋のハンドルを倒してみる。
今日はとても暑かったが、もっと暑くなる事をやっていた。
空き缶を使って、小枝などの木材を燃やすストーブを作ってみた。
大小の空き缶を二つ使って、はめ込み式にしたものだ。
よく燃える、真っ白な灰だけが残った。
今のところは燃えるかどうかだけのテストで、単なる火遊びだ。
次回は実用のテストという事にして、飯盒(ハンゴウ)でご飯を炊いてみよう。
ところで焚き火もそうだが、木を燃やすと煙が出る。
すると煙が衣服や体に匂いが付く・・・
人間の燻製ができてしまう。
生ハムだなぁ、