僕が幼い頃、家に色とりどりの積み木があった。
積み木というから木製であるが、今は樹脂で作ってあるのかな。
今朝はなぜか、当時の積み木を舐めた時に苦かった事を思い出した。
幼い子というものは、何でも口にする習性というか・・・
僕も積み木遊びをしているうちに、なんとなく積み木を舐めたのだろう。
すると苦くて変な味がして、それからは積み木を口に近づける事はなくなった。
それから何年か経って、鉛筆を持つようになった。
鉛筆の芯を舐めてから書き始める、このような大人が幾らでもいた。
子供でもないのに、なぜ鉛筆の芯を舐めるのか?
ちょっと不思議な気がしたのである。
僕も真似をして鉛筆の芯を舐めてみたが、別になんでもない。
だが、つい口に触れた鉛筆の回りの塗装が、積み木を舐めた時のように苦かった。
当時は、何かヒドイ原料で塗料が作られていたのだろうか。
積み木も鉛筆も、本来は口にするものではないからなぁ。
万一、口にした時の安全など考えていなかったのだろうか。
今風に言えば、想定外という事になるのか。
ところで、今の積み木や鉛筆はどんな味がするのだろうか?
やはり苦いのだろうか・・・・