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キャンプ料理手順 トランギア 1の続きである・・・
トランギアのバーナーを全開、つまり火力調節フタをしないで米の入った鍋をセットした。
この時にヤカンに水を入れてフタの重しにして、尚且つヤカンの水を温めている。
温められたヤカンの水はシチューを作る時に使うので、燃料節約の一石二鳥になる訳だ。
さて、このように鍋を火にかけて5分間ほどすると、ボコボコと沸き立って来る。
フタのフライパンを外し様子見をし、勢い良く煮立っていれば火力を弱める。
鍋を火から下ろして、アルコールバーナーに火力調整フタをかぶせるのである。
やり方は二通り、鍋を下ろした風防の上からパッとフタをする。
または風防をクルッと回して風防を外し、アルコールバーナーを丸見えにしてからフタをする。
前者の風防の上からバーナー目がけてフタをするのは、慣れると簡単だが初めは怖いかもしれない。
なにしろ、バーナーからボーボーと炎が上がっている、その真上からフタをかぶせるのだから。
なんとなくヤケドしそうで・・・
安全第一なら風防を外してフタをするのが良いが、少し手間がかかる事になる。
僕は付属の鍋つかみハンドルでフタを挟んで、風防の上からフタをしている。
これだと案外に熱くないし、落ち着いて出来るものである。
素手でフタをポンと置く芸当は危なっかしいし、フタがずれてしまう事もある。
火力調整フタの使い方だが、フタに付いている薄い板を全開にした状態で中火程度だろうか。
炊飯時に火を弱める時は、これくらいの火力がないと上手くいかない。
生煮えで焦げ付いたご飯になってしまうのだ、そうなったら最悪である。
沸き立つ湯で米が踊るような火力がないと、上手く炊けないのだ。
火力調整フタで火力を弱めたら、10分間ほど煮る。
その間は鍋とフタ代わりのフライパンの隙間から、シューシューと勢い良く蒸気が出る。
やがて蒸気が少なくなって、煮立つ音がプチプチといったように変わってくる。
今回の水加減では、その時間がちょうど10分間くらいである。
鍋に顔を近づけ匂いを嗅ぎ、 少し焦げ始めたようなら鍋を火から下ろす。
その後20~30分間は蒸らしの時間で、冷えないようフタをして風が当たらないようにする。
蒸らしの時のフタはアルミホイルで包むか、または別にフタを用意しなければならない。
フライパンはシチューを煮る時のフタにするので、蒸らし用には使えない。
蒸らしが終わって炊き上がった様子、米粒が踊って良い感じにサッパリと炊けた。
ご飯の鍋を火から下ろしたら、次はシチューを火力全開で煮始める。
この時ばかりは風防をクルッと回して外して、火力調整フタをアルコールバーナーから外す。
風防の上から火力調整フタを外すのは、ハンドルを使ってもけっこう難しいのである。
火力調整フタを外したら風防をセットして、シチュー材料の入った鍋にヤカンのお湯を入れて火にかける。
この時も炊飯時と同様にフライパンをフタ代わりにして、上にヤカンを乗せておく。
材料を油で炒める必要はない、鍋肌に肉が当たらないように、肉を一番上にして煮始める。
肉や魚などは鍋肌に引っ付いてしまうので、アルミ無垢の鍋では注意が必要である。
暫くして煮立ったら、一旦鍋を火から下ろして火力を弱める。
炊飯時と同じように火力調整フタをかぶせて、中火にして煮込んでやる。
ある程度まで火が通ったら、鍋を良くかき混ぜてから再び煮込む。
材料が八分くらい柔らかになったら、シチューの素を入れる。
この時は掻き回さずに、フタをしたまま5分間ほど煮る。
これで材料に完全に火が通り、またシチューの素が柔らかくなるのだ。
シチューの素が柔らかくなったら、大きくゆっくり混ぜる。
ジャガイモが煮崩れないように注意しながら・・・
味見をして加減により、ヤカンのお湯を足して味とトロミを調整すれば完成だ。
一合のご飯と、鶏肉のドミグラスシチューが出来上がったよ。
この記事も長くなったので、次の記事に続きを書く