キャンプ料理手順 トランギア 2の 続きである・・・
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トランギアのストームクッカーのサイズは二種類で、今回のものは小さい方である。
日本では大きい方をL、小さい方をSと呼んでいるようだ。
僕のはイギリスの通販会社で買った物で、コーティングなどの表面処理が一切施されていない。
しかし日本で一般に販売されている物は、少なくともフライパンは処理が施されている。
ノンスティックと呼ぶ処理なのだが、ようするにこびり付かない処理である。
実際、このコーティングが有ると無いとでは、使い勝手がぜんぜん違う。
卵、魚、肉、これらをコーティング無しのフライパンで熱すると、たちどころに引っ付いてしまう。
目玉焼きなどを作ろうものなら、グチャグチャになってしまうだろう。
フライ返し=ターナーを使ってなんとか・・・、それほど扱いにくいものである。
僕はノンスティック処理したトランギアを使った事は無いが、どのくらい効果があるのだろうか。
なにしろフライパンと銘打っているものの、材質が薄いので熱の伝わりが気になるのである。
たぶん卵料理は、上手く出来ないのではないだろうか?
卵料理のコツとしては、オイルだけではなく溶かしバターやマーガリンも一緒に使うと良い。
バターやマーガリンを少し多めに使えば、引っ付きも減って多少とも使い物になるだろうか。
ともかく、僕はストームクッカーのフライパンは風防の一部だと考えている。
フライパンを逆さまにかぶせることで、熱の効率が良くなると。
今回の調理も、もしフライパンをフタにしなかったら、けっこう違った結果になったかも。
ちなみに、炊飯とシチューを作るのに要したアルコールは、初めに入れただけで間に合った。
それどころか調理後のアルコール残量はかなり多くて、1/4弱くらいは残っていた。
現場の気温は18~19℃で、そよ風よりも少し強い風が吹いていた。
ところで、今回のシチューは鍋一杯に作ったので、かなり吹きこぼれがあった。
鍋を伝わり、フタにしたフライパンを伝わり・・・
そして、それらの水分や煮汁はアルコールバーナーの中にまで垂れ落ちている。
もちろん風防も煮汁で汚れてしまい、前の記事に書いたがアルコールバーナーまでも洗剤で洗った。
吹きこぼれが多いと予想していたので、ストームクッカーの下には100円ショップのトレーを敷いた。
野原の地べたで使うならともかく、テント内やテーブル上で使うにはトレーが必需品になるだろう。
また、鍋のフタも一つ用意しておくと便利である。
アルミホイル等で代用も出来るが、丁度良いサイズがあれば収納時に風防下部の合わせ目の保護にもなる。
ヤカンの向こうに見えるのは、ご飯を蒸らす時に使用したフタである。
この鍋の中に炊き上がったご飯が入っているが、このフタのツマミを外して風防に重ねてスタッキングするのだ。
これは、スタッキングしたストームクッカーを上下逆さにした写真。
鍋フタを一番下に置いてやると、風防の合わせ目にある溝が隠れて都合が良い。
なんとなく、そこが一番弱そうに感じていたのであるが保護された・・・