今朝の四時半前に、携帯電話が妙な音で鳴った。
空は明るくなっていたが、まだ起きる時刻でもないと。
それに、アラーム音が違うなと思っていた。
ああそうか、この音は緊急地震速報だ。
少し慌てて起き上がり部屋を出ると、吹き抜け天井からぶら下がる照明が揺れていた。
この照明は長さが180cm位の器具で、幾つかの電灯がくっ付いている。
長い物なので地震の時は大きく揺れて、いつまでも止まらない。
それにしても、これだけ照明器具が揺れているのに地震を感じなかった。
たぶん、僕が起き上がって歩いている時にでも揺れたのだろう。
小さな地震の場合には、歩いていると気付かないのだ。
TVニュースでは、隣県に津波注意報が出たと伝えている。
アナウンサーが早い口調で津波の危険を知らせている・・・
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こちらまで津波注意報は出ていないので、また眠ることにした。
TVを消してからラジオを聴いていたが、特に大きな津波にはならなかったようだ。
・・・
再び目醒めると午前七時で、カーテンの隙間から暑い陽が差していた。