膝の具合が悪いからと言って、僕は家に閉じこもっていてもツマラナイ。
今日は気温は低いが晴天なので、母をドライブに誘った。
年寄りも、たまには外に連れ出さないと気が滅入るのである。
陽の光がどれだけ元気にするのか分からないが、外出すると多少は気持ちが良いようだ。
先日は海岸へ行ったが、今日は山の手方面を小一時間ほどドライブ。
僕は出かける前に、鎮痛薬の服用と塗り薬もしたので準備OK。
何年ぶりに走る道は、いつの間にか景色が変わっていた。
それでも主要な交差点は分かるので、迷う事はない。
ちょうど、午後一時頃に帰宅して昼食となる。
母に昼食メニューを尋ねると、熱燗の酒を飲みたいと言う。
めったにない事であるが・・・
それから小鍋を二つ用意して、すき焼きの準備をした。
二日ほど前から、静かな立ち仕事であれば膝が痛む事もないので、なんとか出来た。
僕は大酒呑みであるが、母はなめるほどしか飲まないので・・・
酒燗ついでに、僕も飲んでしまえという考えである。
煮上がった鍋に、肉をしゃぶしゃぶ状にしてして引き上げて別皿に分ける。
母は硬い肉が食べられないので、多少は手間だが・・・
僕はその後に、自分の小鍋を二階の自室に運びカセットコンロでグツグツと。
この二階に運ぶのが容易ではないのだ、足腰を傷めると痛感する。
そして、今はすっかり酔いが回って・・・
母の様子を見に行くと、なにやら上機嫌である。
グイ呑みに半分くらいしか飲んでいないだろうに、少し酔ったのかも。
昨夜TVで、吉田類の酒場放浪記を見ていたようなので、飲みたくなったのだろう。
まったく世話がないと、いや面倒この上ないというか。
しかし、それにしても昼酒は旨いものである。