一昨日、道具を出したついでに始めた工作は、前の工作より大掛かりになっていた。
コツコツと作った物は、エスビットのポケットストーブ用のゴトクである。
エスビットのポケットストーブは、もともと固形燃料用のゴトクなので、それにゴトクとは?
何かと言うと、ポケットストーブ(以下、エスビット)にトランギアを・・・
エスビットの固形燃料の代わりに、トランギアのアルコールバーナーを使う事である。
本来のエスビットの使い方は、このとおりである。
オレンジ色の炎は、固形燃料が燃えている様子である。
この固形燃料の代わりに、トランギアのTR-B25を使おうと考えているのだ。
しかし、このままではトランギアは高さ寸法の関係で、使えないのである。
ちょうどトランギアの火口と鍋底が重なってしまい、炎が燃え上がる空間が無い。
今回は、ごく簡単に・・・
このような物を作ってみたのである。
この部品のは、いわゆるゴトクである。
ただし、エスビットに荷重が掛からないように工夫がしてある。
上に載せる鍋の荷重を、このゴトクが受けるのである。
まぁ、それほど厳密ではないのだが・・・
このあたりの事情は、また後の記事に書くことにしよう。
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ここからは、大雑把に製作過程を綴る。
まずは、前に書いたとおり、0.5m厚のステンレス板から外形を切り出す。
その後に、ギコギコやって・・・
次は、形になったステンレス板を折り曲げる。
前に書いた自作の折り曲げ機とは、実は何の事はないしろもの。
単なる、鉄板を用いた二つのバイス構造体である。
更に、その鉄板が歪まないように赤いシャコ万で締め上げる。
そしてシャコ万は、折り曲げ時に力点となるハンドル代わりにする。
所詮、素人の工作はこの程度のもので・・・
グイッと折り曲げたぞ。 ざまぁみやがれ!
(写真は、表裏が反転しているよ)
これは折り曲げ後の状態で、青色に見えるのは保護シート。
折り曲げも、素人がやることなので精度が低い・・・
この後に、スリットを切って、格子になる桟も作った。
まぁまぁ、こんなところかと燃焼のテストをした。
トランギアと鍋底の間隔は19mm、なんとか・・・
右に見える幅狭のステンレス板は、ゴトクのスリットに嵌め込んで格子を作る桟の部品である。
ちょっと考えがあり、試しに作った物である。
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とりあえず、これで原型は完成した。
これから燃焼テストを重ねて、穴や切り込みを入れる事になる。
現状では下部からの空気流入は、エスビットの空気穴がトランギアで塞がれている。
しかし、鍋底が当たる部分は二方向が十分に開いているので、問題がないと考える。
ただ、格子に使う部品は鍋底にスカートを付けた状態になるので、炎の逃げ道が必要だろう。
とりあえず、今日はここまで・・・