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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

エスビット用のゴトクを使って、トランギアTR-B25の湯沸かしテストを行った。
トランギア専用ゴトクのTR23を基準として、沸騰までの時間と消費燃料を比較しようと思う。

写真がTR23で、トランギア専用の大き目のゴトクである。



燃料はケンエーの燃料用アルコールを使用して、消費量をグラムで計量した。
トランギアに入れる燃料は30gで、今回のケンエーアルコール換算で38ml程度になる。
満タンで100mlとイワタニ・プリムスが称しているとの事で、その半分ちょい少な目の量である。
このテストで燃料を30gにした理由は・・・
TR-B25が2/3量の燃料で25分間燃焼するという事から、10分間超える程度の燃焼時間の必要量を大雑把に決定した。
さらに、テストに使用したTR-B25の重量が70gで燃料を30g入れると丁度100gになり、計りの都合が良かった。



湯沸かしの容器はアルミ製のトレック900で、最大容量で900mlの縦長の鍋である。
この鍋に400mlの目盛りがあるので、目盛り線に合わせて水道水を入れる。
付属のフタ(写真の左)を使って容器を密閉した状態で、湯沸かしテストを行った。



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燃焼テストの実施:
燃焼テストは無風の室内と風のある屋外の、二つの環境で行った。

まず、無風の室内での燃焼テストである。
室温21℃、水温21℃の水道水400mlが沸騰するまでの時間を計測。

室内の燃焼テスト結果は、次表のとおり。
自作のエスビット用ゴトクは、トランギア専用ゴトクよりも1分間半~2分間ほど時間を要した。

ゴトク 沸騰までの時間 燃料消費(g)
トランギア専用ゴトク TR23  8分25秒 10g
エスビット + 自作ゴトク・格子あり 10分30秒 10g
エスビット + 自作ゴトク・格子なし 10分00秒 16g

自作ゴトクの格子とは、細い缶飲料を載せるための二つのステンレス板の桟である。
この格子の桟はTR-B25の火口の近くまで達し、燃焼に影響を与えるものと予想していた。
はたして予想どおり、時間と燃料消費に差が出ている。

燃焼時間の差異は1分間半~2分間であるが、この時間差を大きいと考えるかどうか。
倍ほどの違いがあればともかく、この程度なら問題なしと考えて良いと思う。

消費燃料の差異は、自作ゴトク・格子なしの場合に少し気になる消費量である。
無駄に大きな炎で燃えて、その割りに鍋を熱する事にはならなかったと考えられる。
これは台所のガスコンロも同じで、鍋底からはみ出す大きな炎は無駄になる。

以上の室内の燃焼テスト結果から、トランギア専用ゴトクと自作ゴトクに大きな差異はないとする。
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ここからは、屋外の燃焼テストである。
気温15.6℃、水温10℃ 14:10頃からテストを始めた。

気象庁データでは、2015/4/9、14:00のテスト地点近接地の値は、降水0、気温11.5度、風速3.8、北東の風、日照時間0.8である。
テスト地点の気温測定は、置き時計をゴトクを置いた傍の地面に置いて測定した。
水温は水銀温度計250℃を使用して測定した。
気圧は不明であるが、テスト地点の海抜は7mくらいである(マピオンより)。

 

屋外のテスト方法は室内テストとは違い、燃料を満タン状態(100ml以上)にして行った。
これは、使い捨てガスライターが点火しないほど強風であり、燃料消費が激しいと考えたからである。

屋外の燃焼テスト結果は、次表のとおり。
テストは風防を使用せずに行ったため、トランギア専用ゴトクTR23は風の影響でテスト不能。
自作ゴトクはゴトク自体に風防効果があり、湯沸かし燃焼が継続できた。
しかし、鍋全体が沸騰するに至らず時間測定不能であったが、ブクブクと沸き立ちはあった。

ゴトク 沸騰までの時間 燃料消費(g)
トランギア専用ゴトク TR23  テスト中止
エスビット + 自作ゴトク・格子あり
エスビット + 自作ゴトク・格子なし

鍋全体が煮えくり返る沸騰はしなかったが、フタをしておけば少なからず沸騰していた。
鍋フタを外して様子見をしていると強風で冷やされて、沸騰が継続しないのである。
なお、テストは燃料が燃え尽きるまで続けたが、フタを開けた状態での沸騰の継続はなかった。

この事から、自作ゴトクは、なんとか湯沸かしには使えそうだと言える。
コーヒーや茶を作るのは可能と考えるが、ラーメンなどを煮る事が可能かどうか分からない。
なぜなら、調理ではフタを開けて手を加える事が多いからである。
ただし、風防を使わずに行ったテストなので、風防で囲い込みをすると良い結果になるかも知れない。



経験からは風防の有る無しで、結果に天と地との差があった。
次回は、風防を使用してテストをする予定である。
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自作ゴトクのテストと言っても、非常にラフなものである。
極寒の地で使えるかどうかを調べている訳ではないし、たんなる目安になれば良い程度のテストである。
前にも書いたが、自作ゴトクを劣悪な状況で使おうとは考えてはいない。
あくまでも、ピクニックやハイキングの休憩時に使えるのかどうかである。
わざわざ吹きさらしの場所で湯沸かしをする必要もなく、それは荷物で風除けをすれば良いし。
いろいろと、知恵を使って工夫すれば良い事である。

ただし、このように言うと・・・
今回のテストが、トランギア専用ゴトクTR23が風に弱い事を証明しただけと誤解されては困る。
本題は、エスビットのポケットストーブ用に作ったゴトクが、使い物になるか試す事である。

室内のテスト結果から、湯沸かし時間がトランギア専用ゴトクよりも僅かに長かったが、遜色ないと思われる。
さらに屋外で風に晒されながら、調理はともかく湯沸かしであれば出来る事が分かったのである。

追記 19:00 -----------

テスト結果を表組みで書いたのだが、IEでは枠表がうまく表示されていないようだ。
このブログ用に作ったテンプレートやCSSに問題があるかと思うが・・・
しばらくは面倒くさいので、このままにしておく。

もちろん、誰かがテンプレートやCSSを解析して修正をしてくれるなら?
それは有り難いと思うので、是非にでも・・・

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