母から何度も聞かされた話だが、嫁いびり姑の話がある。
ある家で嫁さんが死んで、棺桶に入れる時に騒動があったという。
こちらの田舎では、通夜と葬式は近所の者が手伝いに出る。
料理から墓穴掘りまで、何でも近所の者が行っていた。
死んだ嫁さんを棺桶に入れようとしたところ、棺桶が少し小さかったらしい。
もちろん棺桶も近所の者が調達するのだが、身長の大きい嫁さんには少し足りなかった。
近所の者が考えあぐねていると、様子を見に来た姑が一言。
「入らなかったら、足の骨を折ってしまえ!」
言われた近所の手伝いの者は、この酷い言い草に呆れてしまった。
なかなかキツイ姑らしいと噂されてはいたが、ここまでとは思わなかったのだろう。
手伝いの者は、こう返したそうだ。
「おい婆さん、オメェが死んだらオメェの足も折ってやるからな!」
姑は何も言い返さずに、その場から離れたという。
はたして、姑が死んだ時にどのように棺桶に入れたのかは聞いていない。
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いろいろな投稿サイトでゴタゴタ話を見かけるが、なるほど古くから続く問題だなと実感する。
女人の器量か性格か、たいした事のない「家」に固執するからか。
この問題は、いつになったら無くなるだろうか・・・