今はほとんどワープロで、手書きをする事が少なくなった。
そんな先日のこと、「裏」という字を手書きしたところ違和感が・・・
僕の手書きはデタラメに略してしまう癖があり、それでも他人が読めないほどではない。
そう思っているし、実際に誰が見ても普通に読んでくれていた。
「裏」
これを手書きする時に、面倒だと略したのが始まりだと思う。
決して覚え間違いではない、デタラメに略した書き方にした事をすっかり忘れていた。
なので、それ以来は僕の書いた「裏」は、一見して正しいように見えるインチキであった。
あまりに古い話なので何か変だなと、違和感だけが残っていたのである。
しかし深刻に考えると、僕はゲシュタルト崩壊を起こしやすいので放置していた。
もう何十年も前からずっと書いていた「裏」であるが・・・
近頃になり違和感が強くなったので、改めて見直してデタラメ略を思い出した。
下図で上段が正しい「裏」で、下段は僕流の書き方である。
正しい「裏」は里であるが、僕のは田の下に衣を付けたもの。
だが手書きでチャチャッと書くと、読み手もほとんど気付かないようだ。
これまで指摘された事がなく、いつの間にか僕の書き方として定着したようだ。
それでも、やはり何か違うなと皆も感じていたのではないだろうか?
このごろ、手書きをほとんどしないので、ますます悪筆になって来たと実感する。
なかなか漢字を思い出せない事が多くなり、どうしたものかと・・・
昔の教師は酷かった、もう文字が適当で・・・
「三ロ同盟は・・・」
この「ロ」は「くち」でもなければ「ろ」でもない、「国」を意味していた。
教師が読みながら黒板に書いていたから分かるが、そうでなければ分かるはずがない。
そしてテスト問題を手書きのガリ版印刷で作るので、同様に「国」は「ロ」と書いてあった。
他にも行書混じりであったりとか、いろいろごちゃ混ぜでおかしかった。