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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

昨日の昼過ぎ1時半ごろの事だが、母の食事の支度をしていた時に大きな衝撃音が聞こえた。
自宅の周りは田畑ばかりで、工場も工事現場もない静かな田園地帯。
たまに、イカレた兄ちゃんがバイクをブンブン鳴らして走るかな。

ともかく、聞きなれない大きな音がしたので窓から外を見た。
すると30mほど離れた所で、田んぼに落ちている自動車を発見した。
広くはないが、すれ違いは出来る幅の道である。
真っ昼間から対向車もなく、なんで田んぼに落ちるのか?

僕はすぐに現場に走りより、運転者の様子を確かめた。
パニック映画ではないが、炎上や爆発を心配して助けようと思ったのだ。

田んぼは道から低いので、運転席が下になって斜めに傾いて落ちている。
僕が着いた時に運転者は、携帯でどこかに連絡を始めたばかりのようであった。
助手席のドアをガバッと開けて、大丈夫かと声を掛けてみた。
大丈夫だと返事があり、顔と体を眺めたが出血もないようである。

車は前が潰れた程度で、フロントガラスも割れていない。
運転者は車から出て来ないが、大丈夫だと言うので僕はゆっくりと家に戻った。
車から火が出ているようなら助け出すところだが、これなら手助け無用と思った。

この話を息子にしたところ、さすが僕らしいと言っていた。
普通なら、しばらくその場に留まって様子見をするのではないかと。

僕は、相手が大丈夫だと言っているので、それなら大丈夫さと返答した。
もしも運転者を車から無理に引き出して、体に悪影響があるといけないし。
それに、本人がどこかへ連絡をとってもいるので救援はくるはずだ。
僕は自分の足のが痛くて、駆けつけるだけで精一杯だったからな。

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