農業をやっているわけではないが、長い間には何かしらと道具が増えてくる。
草取り道具もその一つで、幾つか持っていて使い分けている。
これから書くのは、下の写真にあるハマスゲという厄介な雑草の草取りの話である。
このハマスゲは根っこが長く伸びていて、間隔を空けて茎が出て葉を広げる。
草取りの際に、地上に見える茎や葉を刈ったり抜いたりしても根が残っていれば再び茎が出てくる。
確かな事は分からないが、ネット検索した情報ではそのようだ。
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ハマスゲの草取りは、手で引き抜いても茎が取れるくらいなもの。
そこで、このようなフォーク状の物を使ってみたが、イマイチであった。
この刃をグッと茎の根元から地中に差し込んで、根ごと引っ掛け上げようと考えた。
だが成功率は20%くらいで、ほとんどが根を切ってしまうだけであった。
しかも、茎一本ごとに狙いを定めでフォークの隙間に入れる事に手間が掛かった。
フォークで茎を狙うのが面倒なので、次はノコギリ状の鎌を使ってみた。
この刃を適当に地中に差し込んで、えぐる様にすればどこかに根が引っかかると考えた。
ところが、これもまた成功率は低くて上記の道具と大差はなかった。
正確に狙いをつける手間が、少しだけ軽減した程度の効果である。
次の道具は、ずっと前に買ってはみたが使った事がほとんどなかったもの。
先端が短いフォーク状で草を引っ掛けて抜き取るもの。
以前の庭は芝生だったので、この道具での草取りは無理であった。
しかし、現在はむき出しの地面なので、この形でもグイグイと地中に刺さる。
地中に刺したところで、テコのようにグイと先端を持ち上げてみた。
すると、ハマスゲの根が引っ張られてズルズルと出て来た。
今のところ、この道具が一番良いという結果になった。
たいした狙いをつける事もなく、軽く地中に刺してグイと持ち上げるだけ。
もちろん、根の方向は地中で見えないので外れる事もある。
その時は別の方向からやり直せば良いし、けっこうアバウトな狙いである。
ただし根を掘り出すわけだから、それなりに地表面が凸凹に荒れるのは仕方がない。
こればかりは、どのような道具でも同じ事になるのではないか?