今夜８時半頃に、自宅の玄関先でアシナガバチに刺された。
息子が自転車の具合が悪いと言うので、様子見のために玄関先に出ていた時の事である。
やぶ蚊除けにスプレー殺虫剤を庭に向かってシューとしたのだが・・・
どうやら玄関先の植木に蜂の巣があり、そこを刺激したようだ。

夜なので玄関の外灯を点けてあったが、かなり薄暗い照明なので蜂の姿は見えなかった。
いきなり左足首、くるぶしの近く数cmのあたりがチクッとした。
瞬間にただの痛みではないと感じて、足首あたりを手でパッと払った。
すると蚊ではない大きな虫が地面に落ちて、何かは分からないが踏みつけてやった。

その時は初めの一撃だけ痛みを感じただけで、刺した虫が何かを眺めている時には痛みは無かった。
虫はアブかなと思っていたのだが、懐中電灯で照らして見るとアシナガバチであった。
知っていれば手で払ったりはしなかったが、二度刺されたかも知れないし・・・
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ともかく、アシナガバチに刺されたのは間違いがない。
これからの対処をどうするか、いろいろな考えが頭に浮かんできた。
まず、出来れば毒を吸い出したい。
しかし、ポイズンリムーバーは持っていない。
だが、代用になるか分からないが美容に使う吸引カップがあるはず。
たしか大中サイズの二つ、自室にある三番目の引き出しに入れておいた。
もう十数年もそのままで使った事も無く、ゴムが劣化していないだろうか？
そのような事を考えながら玄関から家に入って、自室に向かおうと歩き始めた。

このあたりから、急に縫い針を深く刺したような痛みを感じ始めた。
蜂に刺されて20秒くらい経過した頃だと思うが、足に力が入るとギュンと痛くなる。
それからは、なるべく毒が回らないように静かに歩き階段を上がった。
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吸引カップは、やはり三番目の引き出しに有った。
すぐに毒を吸い出そうとしたが、刺された場所がはっきりしない。
いくら見ても、大きな穴が開いている訳でもなく、ミツバチではないので針も残っていない。
およその見当をつけて大きなカップを使ってみたが、くるぶしの出っ張りが邪魔になり使えない。
そこで小さなカップを使ったが、刺された場所がイマイチ良く分からない。
およそデタラメな予想で、とりあえず吸引カップを当てた。
本当にこのカップで吸出しが出来るのか自信はないが・・・

カップが貼り付いている間に、傍のパソコンで応急処置方法を検索した。
ステロイドと冷却が有効との事なので、手元のステロイドを使う事に決めた。
実は最強のステロイドであるデルモベートがパソコンの脇に置いてある。
抗ヒスタミン入りのリンデロンVGが良いとの情報があったが、手元にはない。
息子がリンデロンVGを持っている筈だが、なにしろ時間が惜しい。
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毒の吸引が上手く出来たかサッパリ分からないが、ステロイドを塗る事にして吸引は中止した。
チクチクと痛みはあるが、それほど酷いものではない。
この際、タップリと大目に塗りつけてみた。
これで一旦落ち着いたと思い、階下に降りて冷凍庫から氷を取り出して足首を冷やした。
まだチクチクと傷みが続いている・・・

その後、30分間ほどしてグッと傷みが減って来た。
ステロイドか冷却か、あるいは吸出しが上手くいったとは思えないのだが？
蜂に刺されると腫れあがるそうだが、見た目はまったく変化無し。

僕は蜂の毒に強いのか？？？

1時間後には、何かの拍子に僅かに痛いような感じがする程度まで治まった。
さらにその後の今は、まったく痛みは感じない。
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蜂に刺される1時間ほど前まで、けっこうな量の飲酒をしていたので心配していた。
だが何が幸いしたのか、こうして足が腫れる事も無く痛みも消えた。
良かった、良かった！

ところで息子にリンデロンVGの在り処を尋ねたところ、偶然にも今夕に病院で貰って来たと言う。
手持ちが少なくなったので、たまたま仕事が早く終わったので病院へ寄り新たに処方して貰ったそうだ。
さっそく、そのうちの一本を救急箱に常備する事にした。
もちろん息子には、蜂や毒虫に刺された時の対処法を話しておいた。

今夜の騒動で分かった事は、虫刺されでは場所の特定が難しいという事だ。
仮にポイズンリムーバーがあったとしても、場所がハッキリしないと上手く使えない。
刺された場所を特定する方法があれば良いのだが、あるのだろうか？

なお、僕は蜂に刺されたのは今回が初めてである。
知らぬうちに刺された事があるかも知れないが、とりあえず記憶にない。
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追記：翌朝9:00

昨夜から一度も腫れなかったが、今でも変わらず見た目に異常がない。
しかし、今朝になって数回ほど針一本くらいの範囲でピリッと痛みを感じた。
傷みを感じたのは足に力を入れた時で、トゲが刺さったほどは痛まない。

さっき玄関先と庭木を眺めたところ、数匹の蜂が死骸となっていた。
昨夜の殺虫剤が効いたのだろう、まだ足を動かしている蜂が一匹だけいる。
それから疑わしいサツキの木を注意深く見てみると、直径7cm近い蜂の巣があった。
周りを飛ぶ蜂がいなかったので、サツキから蜂の巣を取り去っておいた。

先月あたりに蜂がサツキの近くを飛んでるのを知っていたが、やはり巣があったわけだ。
もっと早くに退治をしておけば良かったのだが、そうそう刺される事はないと思ったのが間違いだった。
来年からは、見つけ次第になんとか対策をしようと思う。