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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

Lixada 折りたたみウッドストーブの使い勝手を良くしようと、いろいろ考えていた。
今回はストーブ本体に手を加えるのではなく、オプション部品を作る事にした。

作る物は十字クロスのゴトク、なぜ十字クロスのゴトクなのか?
このLixada折りたたみストーブに限らず、小さな鍋が乗せられない事がある。
小さなストーブのくせに、小さな鍋が使えない理不尽を解消したいと思ったのだ。

そこで以前に作ったエスビットの十字ゴトクを思い出して、Lixada用に作ってみた。
エスビットの記事は、http://yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/1582/

実際に十字ゴトクを使ってみると、頼り気なかったストーブにガッシリ感が出る。
更に底板の安全ピン固定を併用すると、バーゴヘキサゴンと同じ側板の開閉が安全に出来る。
これで、トランギアの横から出し入れや火力調節がぐっとやり易くなった。
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トランギアなどの、アルコールバーナーを使う時の注意点。
今回のストーブのように小さな空間でアルコールバーナーを使うと、かなり強い燃焼をする。
そのため強風下でも風防なしで十分な火力を得られ、いざという時にも心強い。
しかし、燃焼が激しすぎて大半のアルコールをムダに消費してしまう。
平時は火力調節フタを上手く利用して、適正な火力で燃焼させる工夫が必要になる。

この画像をクリックすると、YouTube動画が見られる。



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今回の材料は100円ショップ「セリア」の、ステンレス製ものさし(目盛り15cm)2本のみ。
ものさしの幅は15mmで、もっと幅の広い物でも工夫すれば作れると思う。
特にものさしを物色した訳ではないが、ちょうど良い物が見つかった。

使う道具は、ステンレス用鉄ノコギリとダイヤモンド・ヤスリの二つだけ。
ヤスリは溝幅を広げる時に使うので、小さな薄手の物を用意する。
これはダイソーで買った100円ヤスリだが、セリアに同類があるかは分からない。
セリアでものさし、ダイソーでヤスリを探すのはチト面倒な気がする。



作り方
まず、ステンレスものさしを、ステンレス用の鉄ノコギリで必要な長さに切断する。

 

切断したものさしを、このような形に加工する。



同じ物を二つ作るのだが、一箇所だけ違うところがある。
それぞれで、真ん中の溝を上下逆に切るのだ。
この真ん中の溝で二つをはめ込み、組み合わせる構造である。
同じ物を作る際に重ねて加工すると手間が省けるが、今回は注意が必要だ。
真ん中の溝まで重ねて切ってしまうと、使い物にならない。


 
寸法はこのとおり、ペイントソフトで書いたので見づらいが・・・


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ゴトクの取り付け方。
まずストーブを組み立ててから、上部を押し広げるようにしてゴトクをセットする。
ゴトクの両端の溝を、ストーブ側板の丸穴にはめ込む。

丸穴が四つある側板に、ゴトクをはめ込む。



初めは下になる方のゴトクをはめ込み、その後に上になるゴトクをはめ込む。
あたり前の事なのだが、うっかり順序を間違えてしまいそうだ。

 

このように、ゴトクを取り付ければOK。
ところで良く見ると、ゴトクは直角に交差した十文字ではない事が分かる。
これが加工時に注意する点で、各部の溝に余裕を付けて幅広にする理由である。
溝幅がはめ込む対象の板厚と同じだと、直角に決まってしまい動かなくなってしまう。
そこで溝幅を広くして、ある程度は自由な角度で動くようにする。



溝切りに角度を付ける方法もあるが、その場合もキッチリ留まってしまい都合が悪い。
何故なら、ストーブ自体がラフな寸法であるし熱で変形したりする事があるからだ。
あまりキッチリとした作りだと、取り付け外しが出来なくなってしまう。
そこで何度か現物合わせをして、適当な余裕を持たせて作る事になる。
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ゴトクの取り外し方。
ゴトクの取り付け方の逆手順で外す。
ただし、ストーブ焚口の角穴のある側板を外した後の方が外し易い。
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ゴトクの収納。
このゴトクは長さが105mmで、ストーブ本体のサイズ以下である。
したがって、折りたたんだストーブに重ねても飛び出さない。
幅15mm厚さ1mmなので嵩張らず、ストーブ付属の収納袋に樂に収める事が出来る。

 

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この写真は缶飲料をゴトクに乗せたところだが、焚口の側板を開いてあっても安定している。
もちろん、底板は以前の記事に書いたとおりに安全ピンで固定してある状態だ。
底板を安全ピンで固定しなくともバラケにくいが、それほど安心は出来ない。
やはり、しっかりと底板を固定しておいた方が安全性が格段に高まる。

底板の安全ピン固定、ヒンジ軸棒の抜け止め方法は下記に書いてある。
http://yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/1787/
http://yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/1785/

 

トランギアで燃焼を試したが、良好な燃え方をした。
焚き木は試していないが、燃え方に影響はないと期待している。
その際に、上からの焚き木投入が少しやり難くなるだろう。
しかし焚口が横にあるストーブなので、焚き木は横から入れられるので問題にならないと思う。
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追記:2015/11/18
このLixadaウッドストーブの品質について。
Amaoznレビューで酷い評価があったので、もう一つ必要な事もあり追加で買ってみた。
たまたまAmazon発送で同価格1,310円での販売を見つけ、夕方に注文して翌朝に届いた。
現物を比べると、大きく異なる部分がある事に気付いた。

これは本来とは逆向きに組み立てた状態だが、右側は四角の歪みが大きく台形に見える。
逆向き組み立てでは、どちらも底板を組み込む事は出来ない事に違いはない。




正しい向きで組み立てれば、右の物も真四角になる。
二つとも正しい向きなので底板を組み込む事が出来る。(ここでは底板を組んでいない)

ここで両者の左下隅のヒンジに注目、ヒンジの作り方が正反対になっている。
設計変更で、製造ロットにより異なるのだと思う。



前にヒンジを外側にしないと組み立てられないと書いたが、適切な表現ではなかった。
今回の物(左に置いた物)は逆向きでも、ヒンジが外側になるのである。
したがって、角穴のある側板を正面から見て、ヒンジが左側になるようにするが適切かと。
ただ、この表現もどこまで通用するのかわからない。


固形燃料の受け皿は、今回の物もかなり固いが組み込む事が出来る。
初めに左右の側板の溝に底板と受け皿を差し込んで、最後に角穴に指を掛けて引っ張りながら爪を掛ける。

 




製品の仕上げについては、初めの物と比べてかなり悪い。
今回の物はかなりバリが残っており、キズと僅かな変形もあった。
底板を重ねてみるとサイズに1mm程の違いがあるが、どちらに入れ替えても組み込めた。



変形、バリ、キズ
底板の仕上げはかなり雑で、グラインダーに巻き込まれたのか変形している。
丸穴は、初回に買った物とは比べ物にならないほどバリが立っている。
 
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中華品質とよく言われるが、まったくそのとおりで品質のバラツキが多い。
初回の物は当たりで、今回の物は少しハズレだったかなと思う。
初回品の輸送は中国から10日間ほどで、小さなプチプチ封筒で郵送。
対して今回のAmazon発送は大きなダンボール箱で届けられた。
やはりAmazon発送が丁寧で安心できるし、なんと言っても返品のし易さが良い点である。
これまで何度か不良品が届いた事があったが、簡単に返品する事が出来た。
今回の物は、まぁこんなものだろうと考えて返品はしないが・・・



おわり

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