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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

僕が幼い頃から食べていた「とろろ」というのは、山で掘り出した長い芋だった。
アサガオのような葉がついたツルを辿って、地面を掘ると細長い芋が出てくる。
これを山芋とか長芋と呼んで、すり鉢で摩り下ろして冬の食べ物であった。

この山芋のは、葉っぱが、たしか同じ所から生えているはずだ。
なんと言うか、ツルを真っ直ぐに立てて見た場合に葉っぱの軸が十文字のように同じ所から出ている。
山では似たような葉っぱの物があり、それは葉っぱの出ている所が互い違いになっている。
掘ればすぐに分かるのだが、山芋に似たツルの根本を掘ると握りこぶしのような芋が出てくる。
これを通称で、バカ芋と呼んでいた。

バカ芋を切ると黄色みがかっていて、明らかに山芋とは違うと分かる。
もちろん、見た目の形で違うのはハナから分かってはいるのだが。
ーーーーーーーーーー

さて、昨今はスーパーで自然薯とか長芋とかの呼称で得体の知れない芋が売られている。
これまでに幾つか、それらの芋を買ってみたが馴染みの味がする芋ではなかった。
粘りが少なく水っぽくて、すり鉢を使うような芋ではない。

僕の知っている長芋は、すり鉢で擦ると次第に嵩が増えてプワプワしてくる。
次第にその形がオッパイのようになり、弾力も増して女体のようにも思えるくらいだ。

ここで生卵を割り入れて、更にグリグリと擦るのだが・・・
長芋のオッパイが強くて、なかなか卵が交じり合わない。
あまり勢いを付けてすりこ木を回すと、卵がすり鉢から飛び出しそうになる。
このあたりの駆け引きをしながら、時間をかけてシッカリと混ぜ合わせる。

我が家では山芋の皮をむいて使うので、初めは純白のオッパイになる。
それが卵の黄身の色が混じって、淡黄色に変わってゆく。

この先は食べ方で更に変わってゆく。
マグロのぶつ切りと合わせて、ワサビと焼き海苔に醤油を垂らして肴にしたり。
三杯酢か、ポン酢と醤油を合わせても上手く食べられる。
ポン酢とポン酢醤油の違いを知らない人がいるようだが・・・

酒の肴には前に書いたとおりが旨いと思うが、ご飯と食べるには味噌味にするのが好きだ。
かなり濃い目の味噌汁、豚肉とか鶏肉で出汁を効かせた味噌汁でオッパイを伸ばす。
このベロンベロンになった物を、ご飯の上にぶっかけて・・・
ーーーーーーーーーー

今日は、なんだか得体の知れない芋を買ってしまったようで。
水っぽくて、どの食べ方も旨くなりそうもない。

せいぜい考えつくのは、蕎麦にでもぶっかけてやろうかと。
ところが、家には蕎麦がなかったのだ。
いつも乾麺の蕎麦があったはずが・・・

残念!
しかたなく、ワサビ醤油で食べたが。
とてもツマラナイく不満足な事になってしまった。

と、そこで疑問が。
この水っぽい芋は、里芋のように煮て食うためにあるのか?
ふざけるんじゃねぇや、このクソ芋が!

まぁ、これまでの経験である程度は予測してはいたけれど。
とても腹がたってしまった。

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