もう何年か前から、小中学生の下校時刻に放送が騒がしくなる。
防災放送でアナウンスがあり、それがあちこちから響いて幾度も聞こえてくる。
季節により、また風向きにより隣町の放送まで聞こえる事もある。
YouTubeで調べたら、各地でも同じように放送をしているようだ。
その内容は、子供の安全を見守るよう地域住民に呼びかけるものである。
我が家の近隣では子供が放送で、お願いしますと呼びかけている。
それを聞いていて、ふと笑ってしまった。
以前の放送では役所の職員らしき者が、子供を犯罪から守るためという文言であった。
それが、いつの間にか子供が呼びかけ、しかも文言が変わったからである。
さすがに、犯罪から守ると言うと語弊があると思ったのだろうなぁ。
まるで、この地が犯罪が多いと言っているようなものだし。
そして、もう一つ。
見守るはずの地域住民や子供の父兄が、子供を害した事件があった事だ。
今は通学路を見ると、複数人の者が辻に立って子供らの下校を見守っている。
何が起こるか分からないし、やはり一人の大人だけでは安心できないだろうから良い方法だ。
昔から、今が良かったと言う時代はないはずだ。
なにしろ、いつでも昔は良かったと言うのだから笑い話にもならない。
それにしても、世の中は何を信じて良いのか・・・
警察官の犯罪、電話詐欺、食品などの偽装、自動車データの不正・・・