僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
40年も前の事だが、集中豪雨で地元が大きな水害に遭った。
朝から大雨が降り続き、昼ごろには河川が氾濫したのだ。
その日の夕方、我が家におにぎりが配られた。
我が家に被害はなく、遠慮するつもりでいた。
だが、「全戸分を用意してあるから、どうぞ」と言われた。
暗くなる頃まで停電していたので助けられた。
ガスで炊事ができなかった訳でもないが、かまっていられない状況だったと思う。
家には冷や飯が残っていたが、配られたおにぎりと惣菜が、なんとも嬉しかった。
他に、毛布なども用意しているとの事であったが、浸水も雨漏りもなく寝具も無事だったので遠慮した。
後で聞くと、とりあえず予備に貰っていた人もいたそうだ。
ともかく迅速で余るほどの救援物資のおかげで、大きな安心感を持てたと思う。
災害の直後は不安だから、とりあえず何でも配るのが一番だな。