昨日の雨は、顔に当たったのが分かるかどうかの微妙な小雨降り。
僕は近所のスーパーへ、瓶入りの唐辛子を買いに行った。
七味は何本か家にあるのだが、一味は使い切っていた。
急に一味唐辛子が必要になったのは、「あん肝」を作ったから。
ここで言う「あん肝」とは、アンコウの肝を成形して蒸した食べ物。
出来合いを買うと値がはるが、自分で作れば怪しげな添加物無しで少しは気が楽だ。
何故なら、買って来たアンコウの肝が中国産だったから。
さほど遠くない所に、あの有名な大洗町があるのに・・・
はるかかなたの中国産を買わなくてもと。
だが、安さが売りのスーパーだったので仕方がない。
残念ながら、国産のアンコウの肝は売っていなかったのだ。
ともあれアンコウの肝をタイマーセットして蒸している間に、唐辛子を買いに行ったのである。
帰宅してから冷蔵庫で冷やし固め、空が暗くなる少し前に酒の肴にした。
ネギと唐辛子をパラパラっとして、ちり酢で食べると旨い。
紅葉おろしだと水っぽいので、僕は大根おろしは使わない事が多い。
それに、大根おろしは簡単ではあるがちょっと面倒でもあるし。
やはり一人分だけ作るのは、ましてあん肝などは少量しか食べないのでおろしが億劫だ。
サンマの場合は大根おろしをたくさん使うので、たとえ一人分でも気にならないが。
あん肝は出来上がって、まだ晩酌には早いので・・・
カマボコの燻製を作ることにした。
十数年ぶりに燻製道具を引っ張りだして、洗って綺麗にした。
煙の元はスモークウッドにして、あまり温度が上がらないようにした。
もちろんウッドは昔の買い置き品でサクラ、わざわざ新たに買ったのではない。
1時間弱くらいか、もっと短い時間か?
適当にクンクンして・・・
今の僕は歯の具合が宜しくないので、薄く切ってみた。
旨い肴が出来上がったところで、時刻もだいぶよい頃合い?
これで片付けなどしていれば、晩酌にちょうど良い時刻になるはず。
そのような訳で、あん肝とカマボコ燻製の二品の自作料理を肴に一杯やった。
二品ともたいそう旨くて、酒がすすんだ・・・