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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

記 : 白い豹の夢
人を動物に例えて考えた事はないが、昨夜の夢は白い豹の夢であった。
海から少し離れた小さな洞穴の入り口で、僕は何かを焚き火で燃やしていた。
あまり煙は出ていないが、焚き火の煙が自然に洞穴の奥に流れ込む。

近くの村に住む男の子が一人僕に近づき、洞穴に棲む獣を捕まえると村人から褒美が出ると言った。
その話は僕は知っていたのかどうか分からないが、だまって何かを燃やし続けた。

どのくらい時が経ったのか分からないが、洞穴の奥から大きな白い豹がゆっくりと歩いて来た。
焚き火で燃やした何かの煙が効いて弱っているのか、僕を威嚇する素振りはない。
僕は燃えている焚き木の一本を手に取り、白い豹に近づけたり離したりして豹の具合を確かめる。
何度目かに白い豹はグッタリして、洞穴の入り口で倒れてしまった。

すると、僕の後ろにいた女が囁いた。
それは美しい女で、綺麗に咲き誇る花も彼女の前では枯れてしまうだろう。
この女は僕の連れで、いつ知り合ったのか出会いは分からない。

僕がこの洞穴にいるのは、彼女の話につられて来たに違いない。
洞穴の入り口で焚き火をしたのは、中の獣を燻り出すため。
知らない洞穴では、そのようにするのが当たり前だと思ってやった事だ。

さて、女が何と囁いたのか。
僕が振り向いて話を聞くと、豹は女の娘で何かの理由により姿を変えて洞穴にいたと言う。
なんだか分からない話だと思いながら洞穴を見ると、倒れていた豹が若い女の姿に変わっていく。
なるほど若い女の美しさからすれば、確かに女の娘に違いない。
そして女は、変身した女が僕の娘だと言うのだ。

つまり、僕と女の間に生まれたの子が、豹になっていた若い女である事。
僕としては何をしたのかよく分からないが、洞穴から助け出したというか燻り出したという事だ。

僕は自分の娘である若い女のうなじに噛みついて、血を流さなければならない。
そうして僕の血を混ぜないと本当の人間になれず、再び獣に姿が変わってしまうとか。

まぁ、夢の話だから話の展開がメチャクチャで・・・

それから、

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