昨日は東側の掃き出し窓の外にある緑のカーテン、つまりアサガオを片付けた。
もう一ヶ月ほど前に根元から切ったもので、そろそろカラカラに枯れたようである。
樹脂製のネットに這わせてあり、手っ取り早い片付け方法はネットごと取り去る事である。
が、しかしネットの傷みは少なくて来年も十分に使えそうなので捨てるのは勿体ない。
もともと来年も使おうと考えていたネットなので、傷みの少ない事に安心した。
少々の時間はかかるが、アサガオのツルを挟みでパチパチ切りながらネットから外す。
すっかり枯れたように見えても生のツルも多く、あんがい面倒な作業になった。
葉っぱ枯れてパリパリして、高い所のツルを引っ張ると細かくちぎれた葉が舞い落ちる。
脚立の上に立ち、窓枠の上に取り付けてある横向きの支柱に絡んだツルを切る。
ネットが斜め下に向かって張ってあるので、思ったように窓枠に近づけないので作業しにくい。
それでもなんとか、脚立を昇り降りしてツルを切り離した。
建物の東側なので午後の日差しは無く、風が冷たくて寒い作業であった。
だいたい三十分間くらいでツルを取り去り、そのツルを庭の真ん中に置いて火を着けた。
パチパチと音を立てて、白い煙を上げて燃え出す。
生乾きのツルも火の勢いで燃え出して、やがてすっかり灰になっていた。
枯れ草の燃えた匂いは、なんとなく暮れを感じさせる。
今年もこれから、あちこちで落ち葉や枯れ草の煙が立ち昇るだろう。
いよいよ今年も終わりが迫って来たと感じる、ごく田舎の風景である。