熱中して大相撲を見る事はないが、けっこう見ていると思う。
千代の富士が横綱になる前あたりから、あんがい相撲も面白いと見始めた。
それまでは、ノロノロした仕草を繰り返す仕切りに半ば呆れていた。
床屋のオヤジも悪い、俺はあんなものまどろっこしくて嫌いだと言っていた。
たまたま相撲中継を放送している夕方に床屋に行こうものなら、その度に同じ事を言っている。
僕も大相撲の事をそのように感じていたし、やはり皆も同じ想いかと思い込む元になった。
千代の富士が横綱になり暫くは面白く見ていたが、二年目くらいには飽きてしまった。
その後は、数年おきに興味をもったり失ったりを繰り返した。
そして今はまだ、さほど興味も湧かずに、夕方の五時四十分頃からTV観戦するくらいである。
さて今日は、日本人横綱が十九年ぶりに誕生したという。
多くの外人力士を見かけるようになって久しいが、そのせいか日本人の影が薄くなっていた。
世間では相撲を日本の国技と言ったりするのに、親方はなんで外人を探して連れてくるのか不思議だ。
まぁ、この話はどうでも良いとして。
とりあえず、日本人横綱が誕生したのは良い事かも知れない。
少し危なっかしい横綱という気がしないでもないのだが・・・
ところで、言葉の使い方が難しい時代である。
多分、それなりの数の人々が「日本人横綱」と思っているかと。
だが公にそうは言えなくて「日本出身横綱」に変換しているかも。
う~ん、なかなか厄介な事であるよ。