米の研ぎ汁を水や肥料代わりにしている話を聞いて、昔の事を思い出した・・・
「油かす」という肥料が売られているが、僕はこれを天ぷらを揚げた時のカスだと思っていた。
僕の地方では揚げ玉と言って「天かす」とは呼ばないのだが、TVラジオなどで「天かす」はよく聞く。
どうやら、関西方面での呼び方が「天かす」らしい。
もともと園芸に興味がないので、肥料の事などサッパリ分からない。
「油かす」と聞いて、天ぷらの揚げカスだろうと思ってしまった。
油かす買わずとも、天ぷらを揚げた時の「天かす」を撒けば良いはず。
そのような考えで、庭の端にある草花の近くに撒いてみた。
しばらく経ち草花に変化はないようだが、土が少し黒っぽくなったかも知れない。
これは「天かす」は「油かす」ではなかったという大間違いをした話である。
もう一つの話は、米ヌカを肥料にする話である。
ある農業者が有名料亭向けに、サツマイモを作っているそうだ。
その人の自慢話に近い話を聞くと、サツマイモ作りに米ヌカを肥料にして成功したと言う。
僕は自宅の庭で育ち始めたサツマイモに、近所の精米機から貰った米ヌカを撒いた。
サツマイモの成長に変化はないようだったが、周りに変な臭いがする。
あとでよく考えたら、くだんの人は畑を耕しながら土に米ヌカを混ぜていたはずである。
ツルが伸び葉が出ているサツマイモ畑ではなかった・・・
近所の農業者に世間話で聞くと、肥料にする物は土に混ぜて腐らせるとの事であった。
畑に野菜くずを放ってあるのを見かけたが、いずれ腐って養分豊富な土になるという事であった。
なるほどねぇ・・・
また、生き物ではミミズがいると土が良くなるらしい。
う~ん、虫が嫌いだなどと言っていられないなぁ。