息子から房州みやげ、くじらのたれを貰った。
以前のいつ頃かやはり同じように、くじらのたれを息子から貰った事がある。
その時の物は僕の知っているくじらのたれと違い、とてもガッカリした。
今回はシッカリと言い聞かせたのだが、またしてもまがい物・・・
違うんだよ、くじらのたれは昆布のように固く乾燥してあって、不揃いで重ねて縛ってあるはず。
そして旨そうとは遠い臭いがする、なめし革を作っているかのような・・・
さて、今回も僕の欲したくじらのたれでは無かったが不味い物ではなかった。
今の時代なら、このように柔らかに甘くしたクジラも良いだろうと思う。
だから前回ほどにガッカリする事もなく、新たなクジラ加工品として食べる気になった。
今回のくじらのたれを飛騨コンロの炭火で炙ろうと思ったが、面倒なのでガス火で炙った。
カセットコンロに小さな焼き網を載せて、消えそうな程ごく弱火で炙った。
甘味を効かせてあるようなので、焦がさぬようにゆっくりと炙る。
それでも周囲は僅かであるが焦げてしまうが、かえって焦げが風味を増す程度に焼けた。
今、焼き上がったくじらのたれを食べているが、ますます昔ながらの物を食べたくなった。
近いうちに、自分で探して買おうという考えが湧いてきた。