今日は正月二日、元旦の昨日は朝の10時に息子夫婦がやって来た。
ゆっくり走って車で一時間の距離に住んでいるが、この時刻に到着するには忙しかっただろう。
もっとも盛装していたでもなく、普段通りの身支度なので・・・
何日か前の息子の電話で正月に来る事を聞いたので、早い時刻に来るよう返事をした。
正月だから何を特別という事もなく、ただ顔を合わせるだけである。
毎年ながらの煮物を並べ、どじょう鍋を煮て・・・
夕方3時半過ぎだったか、息子らが帰って行った。
一時間足らずで、無事に到着するところだと息子の妻から電話があり終わった。
その後しばらく経ってから居間を眺めると、長方形の座卓がひっそりとしている。
普段はただの板の間で、正月だけカーペットを敷いて座卓を置く。
見慣れない部屋の模様に、さっきまでの賑わいが消えていて物悲しい。
僕の正月は幼い頃から、空虚でつまらない日だったと思う。
それは世間の賑わいとは真逆の、冬の寒さを感じていたからだと思う。
元日を過ぎれば下り坂、年末の休み始めの時のような希望にあふれて上るような期待感はない。
始業まであと三日、二日とカウントダウンしながらの正月休みは、どうにもツマラナイ。
やがて社会人となり、幼馴染の友と正月の酒を飲んで。
いちばん空しかったのは、幼馴染の始業が僕よりも一日後だという事であった。
それじゃまた、と言って別れた僕は、明日から仕事が始まる。
幼馴染は余裕で夜更かしをするだろうが、僕は長い休みが終わる事で情緒不安定か寝付けない。
何度も同じ事があって・・・
さて、今夜は何をしようか!