我が家の給湯器が一昨日の昼頃に故障して、給湯を始めて数分後にお湯が出ない症状になった。
何度か試したが症状は変わらず、それでも期待をしながらその日は様子見をした。
夜になるまで待ってはみたが一度でも直る事がないので、遅い時刻であるがサービスに電話した。
サービスの受付は24時間体制なので、先着の順番待ちさえすれば深夜でも相談が出来る。
サービスに相談すると、昨日の土曜日も出張修理が可能というので依頼した。
昼頃に修理担当が来て不具合を確かめたのだが、故障個所は「きばん」の疑いが濃厚とか。
あいにく手持ちの補修部品に「きばん」が無く、たぶん週明けの火曜日まで待つと言う。
これまで我が家で機器の故障と言えば、たいがい最悪の状態に陥っていた気がする。
そして今回も単なる一つのパーツではなく、「きばん」というモジュールだ。
10年も経つ給湯器なので修理か買い替えか迷うところだが、石油式は高くて・・・
そこで今回は修理をする事にして、数日間の我慢をして「きばん」到着を待つ事にした。
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さて数日間の修理待ちではお湯が使えないので、シャワーが使えない事になる。
緊急対応で、やかんで沸かした湯を浴槽に溜める方法がある。
だが、手持ちのやかんは3リットルで他に電気ケトルの1リットルが2台あるので合計5リットル。
たった5リットルの湯を、何度も沸かして浴槽に入れるのは手間がかかり過ぎである。
それに一回の湯沸かし時間は10分間くらいなので、いつになった浴槽に溜まるのか想像するのが怖い。
僕は一昨日の朝にシャワーを浴びたので、故障前だったので難を逃れた。
昨日の朝はシャワーの湯が出ないので、電気ケトルで沸かした湯を使って体を拭いた。
しかし毎日シャンプーの癖がついていると、洗髪をしないと気持ちが悪くてしかたない。
そして昨日の深夜に、ふと思いついた事がある。
我が家は携帯型の手動加圧式シャワーを、災害時の非常用に備えていたのだ。
シャワータンク容量は6リットルで、いったいどうなのだろうか?
6リットルがどれほどの量か、例えば500mlのペットボトルが12本という事くらいは分かる。
だが、それがシャワーの水として足りるのか僕の直感では分からないという話だ。
上の画像が我が家の手動式シャワーであるが、実物は本体が黄色である。
見た目はポチャッとしており、プラスチック製で軽い物である。
付属のホースが長いので、水タンク本体を足元に置いてもシャワー口を頭上に上げられる。
背の高いテントと組み合わせると、簡単にシャワールームになる。
そして、もちろん我が家には背高のテントも備えている。
その背高テントはトイレルームにも使えるので、けっこう重宝すると思う。
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さっそく手動式シャワーを使ってみると、そこそこ実用になると思った。
洗髪をしてみると水勢と水量は十分で、しっかりと洗い流せて水切れになった。
とは言うものの、途中で水勢が衰えたので三度ほど10回以上のポンピングして加圧した。
実際に使ってみると、6リットルは全身シャワーに使うなら少な過ぎる量だと思う。
泡切れの良いボディシャンプーなら間に合うかも知れないが、せいぜい水浴びくらいが適当か。
今日の試用では、やかんで2リットルと電気ケトルで1リットルの計3リットルの湯を使った。
シャワータンクを熱湯で傷めないよう初めに水を3リットル入れ、その後に熱湯を追加する。
合計6リットル時点の温度は47℃でシャワーとして流すと温度が下がり、熱めだが適温になった。
毎日このシャワーを使い続けるのは面倒なのでご免だが、機能的には実用性が高いと感じた。
2009年に購入したものだが一度も使った事がなく、10年後に初めて使ってみた。
特に劣化している様子もなく、未開封で少なくとも10年間は保存可能な物だと言える。
やはり、買っておいて損はなかった・・・