涼しさが度を超して、そぞろ寒の今日はふろふき大根を作った。
このところ、大根の価格が乱高下しているようだが・・・
昨日は大きいサイズが120円くらいで、そして今日は中サイズになっていた。
幾日か前は小さいサイズが180円くらいだったろうか、けっこう価格変動が激しい大根である。
給湯器が故障して風呂が使えないので、せめて大根だけでも風呂にと考えた訳ではないが。
原種だと称する柚子があるので、柚子味噌で大根を食べる事にした。
ついでに小松菜を茹でてカツオ削り節でいただいたが、たいそう旨かった。
正直な話をすれば、大根でなくても何でも良かった。
ただただ、柚子味噌が旨くて堪えられなかった。
母は朝食のご飯に、柚子味噌を小さじでチョンチョンとかけて喜んで食べていた。
そして僕も真似をした訳ではないが、母と同じく柚子味噌をご飯にかけた。
もちろん母は、晩ごはんにふろふき大根の柚子味噌を堪能したのである。
朝ご飯には「こうこ」が旨いが、柚子味噌もまた格別である。
ヌカ漬けキャベツの太めのせん切りと、ヌカ漬け蕪の葉を細かく刻んで「こうこ」とする。
我が家ではヌカ漬けをヌカ味噌と呼び、同じく「こうこ」または「おこうこ」とも言う。
そして、漬物の全部または一部を「おしんこ」と言う事はない。
少なくとも母の代から「おしんこ」の言葉は無かった。