いよいよ、母のスラックス下の裾上げをやってみた。
そもそも去年の春ごろに手縫いで裾上げをして、すっかり懲りてしまった僕である。
やはりミシンが楽そうだと考え、やっとやる気になって・・・
一昨日に、冬に備えて起毛のスラックス下とシャツをそれぞれ2枚ずつ買った。
シャツはなんとか着られるのだが、スラックス下は長過ぎて裾上げが必要である。
初めから裾上げを前提にしているので、裾がゴム編みになっていない物を探して買った。
なにしろ去年の裾上げは裾がゴム編みであったので、ひざ下あたりを折り返して上げをしていた。
母がそれで良いと言うのでそうしたが、なんとなく見栄えが悪いような気がする。
昼前の洗濯後に、やっと決心して裾上げを始めた。
昨日のうちに寸法を確かめて折り返しておいたが、なにかの拍子に折り返しがなくなっていた。
母は昼寝をしているので起こすが出来ず、現用品に現物合わせで寸法を決めた。
まぁ、だいたい昨日の折り返しと同じくらいだったので良しとする。
チャコペンで線を引いてみると、なかなか色が着かないので閉口した。
仕方がないので、昔からある板状のチャコでなんとか図太い線が引けた。
それから、少しドキドキしながらハサミで裾を輪切りに切り取った。
もし間違っていたら、折り返し線で切ったりしたら大変だと思うと不安になる。
エィっとハサミを使って裾をスパッと切り落とすと、もう戻れない・・・
寸法を測り折り返して待針と思ったが、少しばかり扱いに難儀しそうなのでクリップ止めにした。
なにしろ裾が狭いので、ミシンの筒縫いアームに入らないほど。
こんな場合に待針を使おうものなら、僕はきっとチクチクと刺し傷だらけになるだろう。
ところで、このスラックス下の布地は伸びるので、どのように縫うのか悩んだ。
去年の手縫いの上げの時にも悩んだのだが、あの場合はひざ下で幅があるので普通に縫って問題にならなかった。
だが今回はまさしく裾なので、ここが伸びないと足を通す事が出来ない。
裁縫の経験の無い僕の考えでは、直線縫いで伸びしろを出す技は考えつかない。
もしかするとジグザグ縫いなら伸びるのではないかと思い、伸びる生地で試すとまぁまぁかと。
そこで、切り取った端の処理も含めて一回のジグザグ縫いで裾上げを縫う事にする。
端を折り返して縫おうか迷ったが、かなりボテッとしそうなのでジグザグ縫いだけにした。
ミシンの設定を画像で残して、次回の参考にする。
こうしてみると、なんだか曖昧な設定というか。
イマイチ良く分からないが、今さらどうしようもないので・・・