僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
今日は7月も末に近いが、昨日も一昨日も半袖では涼し過ぎる。
何年かに一度は、このような夏がある。
東京オリンピックがあった頃の話だが、僕は夏の暑さに嫌気がさしていた。
一般の家庭に、クーラーなど無い時代だ。
僕は涼を求めて、自転車で彷徨った。
見つけた!
トンネルが涼しい・・・
このトンネルは、自転車では険しい場所にあった。
だから、僕は早朝に家を出てトンネルに向かった。
今になって思えば15分間ほどの距離であるが、けっこう長く感じたものだ。
めったに自動車が通らないので、ゆっくり涼めた。
と、言っても。
涼しい場所を知っているだけで満足して、それほど長居はしなかったと思う。
トンネル内で声を発すると、エコーが応える。
トンネル壁面は削ったままなので、天井から岩が落ちてくるのではないかと心配になる。
けっこう、子供たちは脅かされていたのだよ!
ほんとうに、いろいろな事について怖い話を聞かされていたから。
そのようなわけで、トンネル自体が涼しいところに生き埋めの危険?
こりゃ、涼しいどころか寒くなるわい。