僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
「肝試し」と書くのだろうか、けっして変わり飯の一種ではない。
小学生の夏休みに、何度かやった。
山奥にある火葬場まで行ってくるのだ・・・
人魂を作った事もあったが、少人数での肝試しだったので意味がなかった。
なにしろ当事者が同じなので、仕掛けが分かりきっているのだ。
どちらかと言うと、待ち構えている者の方が置き去りにされた感がして怖いわ!
僕だけを火葬場に残して、みんなは逃げてしまったのでは?
ほんとうに~~~~。
しかし、肝試しと言うより体力試しのようだった気もする。
火葬場までは3kmくらいあって、凸凹の山道だったから歩くのがたいへんだ。
夜9時過ぎだったろう、自作の懐中電灯やローソクを手にしていた。
火葬場からの帰り道、5人で歩いていたが誰かが突然大声を出した。
怖い話をしていたので、怖くなったのだろう。
けっきょく、その声に驚いてみんなで大声を出しながら逃げ帰った。
帰り道だったから良かったが、火葬場に向かう途中だったら・・・
仕掛け人は置いてけぼりになるところだったな!