昨日は月に一度の受診で、近所の病院へ行った。
そして、帰りに亡き母が好きな握り鮨と草だんごを買って帰る。
母はいつも自分の受診日の病院帰りに、握り鮨を食べたいと言っていた。
もう、そのような日は来ないと思っていたのだが。
たまたま昨日は月の命日でもあり、しかも病院帰りなので思い出した。
母がいなくなって三か月になるが、当初からあまり寂しさは感じなかった。
やれる事はやったという思いがあり、悔やむような事はなかったのだ。
そうは言っても、一人になった事に慣れていない。
天気をみては母に話しかけようとしたり、ついそう思ってすぐに母がいない事に気付く。
使い慣れた壁掛け時計が壊れたのに、いつもどおりに時計に目をやるような。
母の部屋に入るのは、朝夕の雨戸の開け閉めの時だけ。
だが、部屋の入り口を開けたままにしてあるので、廊下を歩くと部屋の中が見える。
この一年間はほとんど寝て暮らしていたなと思い出し、声が聞こえて来そうだ。
今日は午後から眼科へ検査受診で、連日の病院通いも億劫に感じる。
予約は午後3時なのでのんびりそうだが、却ってそれまでの時間の方が慌ただしい。