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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

TLUDストーブという、チョッと変わったストーブを作ってみた。
木を蒸し焼き状にして気化したガスを燃やす方式らしい。
ストーブの構造は大小の缶を二つ使って入れ子にしてあり、細工が面倒な感じがする。

幸いに材料の空き缶が手元にあったので、ネットの画像を参考にして作ってみた。
拾ってきた空き缶と、賞味期限を15年以上も過ぎた乾パンの缶詰だ。
いや~驚いた、賞味期限をとっくに過ぎた乾パンだが外観も中身もなんともない。
食味もかわらないし、氷砂糖も原形のままだ。

材料:
 空き缶 大小を2個だけ

道具:
 キッチン用ハサミ(ダメになっても惜しげのない安物)
 千枚通し、またはキリ
 切り出しナイフ

 あると便利な道具:
  ドリル
  ヤスリ
  ペンチ
  リーマー

作り方

1. 空き缶に穴あけ位置のマークを付ける。
  穴の位置や間隔は目分量でも良いが、多少は見栄えを気にするならマークが必要になる。

2. 小さな缶から穴をあける。
 千枚通し、キリなどを使ってプシュッとあける。

大小の缶それぞれに、16箇所と16箇所×2の穴をあける。

3. 小さな穴を押し広げて大きくする。
 ハサミの先でグリグリするなどして、穴の径を広げる。
 実際は、ドリルで5mm直径の穴をあけた。

4. 大きな缶の底を、小さな缶の径に合わせてくり抜く。
 切り出しナイフを使って、グイグイと缶の底を切る。

5. 大きな缶に小さな缶を、互いに上下が逆さまになるよう差し込む。
 簡単そうだが、工夫をしないと上手くいかない!
 上手くできれば、これで完成だ。

 缶詰の缶は上下に蓋を止めるために縁が付いているが、この縁が出っ張っているのが問題になる。
 大きな缶の底に小さな缶の縁と同じ大きさの穴をあけると、ストンと通り抜けて止まらない。
 通り抜けてしまっては困る、大きな缶の底板で小さな缶の縁を支えて固定したいのだ。
 
 今回は大きな缶の底に、小さな缶の胴と同じ径の穴をあけて無理やり押し込んだ。
 大きな缶の底板にメクレが出るので、小さな缶に押し付けるようにして固定した。

 他の方法として、小さな缶の縁に太目の針金を巻いて縁の径を大きくするとか。
 または、小さな缶の開口部を叩いてフレアのように広げるとか。

 この写真にある道具は実際に使ったもので、真ん中あたりの円錐形のものがリーマーといって穴を大きく広げる道具だ。
 大昔に電子工作をする時に入手したものだが、穴を広げるにはとても重宝する道具である。

 余談だが、昔は電子工作するには板金も必要だった。
 アルミの板を折り曲げて箱を作り、真空管やトランスなどを取り付ける丸穴や角穴をあけていた。
 丸穴はパンチという道具があって規定の寸法を簡単にあけられたが、それ以外ではリーマーを使った。
 だが、リーマーでは失敗したことも多い。
 ある程度以上に大きな穴にしようとすると、カクンカクンとして星型のようになってしまうのだ。
 だからリーマーは大小のサイズを持っていたが、手元に残っているのは小さい方だと思う。

燃焼テストをする。
枯れ木を小さく切り裂いて内筒(小さな缶)に詰め込む。
カセットガスのガスバーナーで枯れ木に点火する、もちろん内筒の枯れ木だ。
間違っても、その辺の枯れ木に点火したりしてはならない。

点火後、枯れ木がよく燃えるな!
だが、内筒の上部にある穴から炎が出ない。
しばらくすると煙だけになりくすぶり始めて、炎が上がる様子がない。
放置しておいたら、消火してしまった。

大失敗のようだ!

だがチョッとした改造で、とても良い燃焼が実現できたのだ。

詳細は、次回に書くことにする。

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