僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
カーバイドという石ころに水を掛けると、ガスが発生してよく燃える。
中学生の時に、粉末コーヒーの空き瓶にL字型に曲げた2本のガラス管を取り付けてバーナーを作った。
片方のガラス管からスポイトで水を入れて、もう一方のガラス管からガスを出す仕組みだ。
シューシューと音を立てながら、勢い良く炎が出ていた。
圧力を掛ければもっと火力が強くなる?
そう思って水を入れる側のガラス管を口にくわえて、息を吹き込んだ。
効果あり、ガス溶接のバーナーのような勢いで燃えた。
やがて、炎の色が変わってきた。
何層にも色がついて虹の様とまではいかないが、綺麗な色になった。
これは不思議だと思っていると突然に爆発して、気が遠くなった。
ガラス管を付けたゴム栓が外れたので、ガラス瓶が割れなくて良かった。
顔が少し火照ったような感じだが、特にヤケドも怪我もなく済んだ。
今、この事を書いていて分かった。
「夜里」、僕が嫌いな怖い色は、この時の炎の色だと思う。
これまで理由が分からなかったが、きっとそうだ!