僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
前に枝豆を茹でて食べたら旨かったので、またやりたくなった。
そもそも枝豆の収穫時期を知らないので、行った時期が悪かったのか枝豆は無かった。
仕方なく山道をブラブラしていると、一面が葉っぱだらけの畑がある事に気づいた。
枝豆のような実は付いておらず、何やら地中にあるのではないかと予感させる。
葉の付いた茎を引っ張ってみると、サツマイモが出てきた。
瓢箪から駒とは違うかもしれないが、気持ちは似たようなものだった。
もっとも中学1年生の頃なので、そんな言葉を知っていたかどうかは分からないが。
一緒にいた仲間が、いきなり芋を半分に割って生でかじり始めた。
えっ、そんなぁ~
僕は驚いたが、彼はあんがいと普通の事のように食べていた。
当時は食のスタイルにかなり幅があったようで・・・
それにしても生芋を食べるかなぁ?
芋を割ると白い汁が滲んでくるが、試しに舐めるとほんのりと甘かったと思う。
しかし芋を口に含むとザラザラしており、とても生で食べる気はしなかった。
そこで、焼き芋を作る事にして何本か持ち帰り、今度は川原に向かった。
川原の石を集めてカマドを作り、流木を燃やして芋を焼いた。
石焼芋のようにしたかったのだが、川原の石は土が固まったような感じの石なので無理だ。
流木が熾火になった頃に芋を放り込んだ、と思う。
芋の周りがすっかり炭のようになり、分厚い皮のようになってしまった。
それでも、中身はホクホクで旨い焼き芋ができた。