僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
今年最後のブルーベリーを収穫しようと、庭に出た途端に蜘蛛の糸に触れた。
特に夏場は肌の露出が多いので、蜘蛛の糸がくっつくと不快感が強い。
これまで何十年とやってきて、今年になって初めて気づいた事がある。
じつに僕が考えの及ばない馬鹿者であったことか・・・
毎年、特に夏場は蜘蛛の巣が多くなってくる。
そこで毎朝の事として、細い棒を持って蜘蛛の巣を払っていた。
たまに蜘蛛の巣払いを忘れたり、普段は歩かない所を通ると嫌な思いをする。
それが、ふと気付いたのである。
もしかして、この巣は同じ蜘蛛が張っているのではと。
そうだ、あたり前の事にぜんぜん気付かなかった。
一匹の蜘蛛が一つの網を張って、いつも同じ場所で獲物を狙っているのだ。
仮に巣が払われても、数時間後には元通りになって翌朝を迎える。
だから、あちこちにある蜘蛛の巣で陣取っている蜘蛛を始末すれば良いのだ。
これまで、考えもしなかった事である。
たぶん、この事は多くの人が知っている事ではないだろうか。
子供の頃から山歩きをして、蜘蛛の巣は払うものだとしか経験がなかったので気付かなかった。
なにしろ山で蜘蛛の巣は、ただの通りすがりに出会うだけである。
その蜘蛛を始末しても何の意味もないし、逃げ足の速い蜘蛛を棒で叩くのは難しい事だ。
やっとわかったよ。
家の周りの蜘蛛はすでに縄張りがあるかのように、決まった数の蜘蛛しかいないのだ。
とりあえずその蜘蛛を始末すれば、新参の蜘蛛が来るまでは悩まされないはず。
一昨日の夕方、殺虫剤を使って十数か所の蜘蛛を始末してきた。
どうだろう、今朝は先ほどの引っ掛かった一箇所だけ蜘蛛の巣があった。
これは凄いぞ・・・