僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
近所の小さな医院では、高齢患者が多いので乗用車を使って送迎をしてくれる。
診察をしている最中でさえ、医師も看護婦も送迎を勧めてくれる。
僕が送り迎えしているので大変だと思うのか、余計に勧めてくれるように思う。
送迎料金で儲けようというのではない、なにしろ無料サービスなのだから。
いつから送迎サービスを始めたのかは知らないが、とても良い事だ。
田舎のバスはオンボロ車~
その程度なら良いが、オンボロどころかバスが一日に数本では話にならない。
どうしても自動車を使わざるをえないのだ。
この医院の良い所は、診察を丁寧にする事だろう。
高齢患者のまわりくどい話に付き合いながら、真実を追究しているように思える。
もっとも、診察を待つ方はたまったものではない。
おいおい~、孫が運動会で二等になった話はいいからさ・・・
横着者の嫁が洗濯を溜めてから洗う話が、なんの関係があるんだよ・・・
つい、こんなふうに思ってしまう、凡人の悲しさか?
しかし医師はそのような話から、横着嫁なら食事もインスタント物が多いのではないかと?
そう考えるのだろうな、食べ物が偏っていないか疑いを持って話を進めている。
僕はこの医師の医療技術がどの程度なのか分からない、神の手ということはないと思うが・・・
しかし、大きな病院で手術した足の指先が思うように治らず、数年後にこの医師の手術で治った事は確かである。
大病院の立派な手術室でいろいろな機器をつかって大げさな手術をしたが、経過が悪く治らなかった。
ある時、何かの診察中にこの話をしたら、これは治せるだろうと言うのだ。
だがその言葉に続いて、「まぁ多分大丈夫だろう」と少しテンションが下がってないかい?
さっそく数日後に、普通の診察台上でチャチャっと手術した。
その後は再発も無く、一年ほどでほぼ正常に戻った。
手術跡が目立たなくなったと実感したのは、つい最近の事である。
感謝している!