僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
昨日の夕方、息子が刺身を食べたいというので二人で出掛けた。
居酒屋に行くか・・・
一旦はそう思ったのだが、彼は翌日つまり今日が仕事に行く日なので居酒屋は取り止めた。
代わりにスーパーか魚屋で刺身を買って、家でのんびりしようという事になった。
何軒か店を探しているうちに海岸通りを走っていたが、そこはかつてボート遊びで酷い目にあった河口付近。
思い出話をしながらゆっくり走り、やがて家に着いた。
川遊びから、ふと思い出したのが十数年前の玄倉川水難事故である。
家族連れが川原でキャンプしているうちに、大雨で増水して十数人が流されて死んでしまった。
僕は同じ頃に家族でキャンプをしていたが、こちらの天気は静かなものであった。
何百キロも離れている所であるし、遠くでそんな大雨が降った事すら知らなかった。
ちょうど二泊のキャンプを終えて帰ったところで、このニュースを知って驚いた。
警察などの数度の警告を無視して、避難せずに居続けたようだ。
まったく、困った人らである。
ところで、困った人は友人にもいたのである。
友人二人が台風が近づいていたにもかかわらず、前の水難事故同様に川原でキャンプをしていたそうだ。
玄倉川水難事故が起きる二十年以上も昔の話であり、場所もまったく異なる。
たしか、滝つぼからさほど離れていない場所に陣取っていたと聞いている。
そのうちだんだん増水して、大慌てで逃げ出したそうだ。
まったく、この二人は何を考えているのか?
世の中をナメているとしか思えない、そんな事を思い出した。