僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
腕が痛くて、寝た気がしなかった。
3日目は腕に負担がかかるような事を避けていたが、昨晩は先日のように腕全体が痛みだした。
これは眠ってからの事で、起きている時には痛みはなかった。
このような事は初めてではない、思い出した。
あの時も、こんな感じで・・・
仔細は省くが、おもいっきり体を使う仕事をした時だ。
あの時は、たいへんだった。
滝のように流れる汗と疲労の日々が数ヶ月以上も続いた。
同じ作業服を着ていても見知らぬ連中と、交わす言葉もなく食らう飯といったら刑務所にでもいるような気持ちだった。
毎晩、湿布薬を体中に貼って寝た。
特にひどかったのは手だった。
麻痺して開くとができない感じで、力が入らなかった。
寝具が湿布薬の匂いになっていたなぁ。
やがて朝が来るが、体中が夜通しジンジンと痛むので眠った気がしなかった。
だが、湿布を貼ったまま仕事はしなかった。
今の大相撲の力士じゃあるまいし、膏薬やサポータなどみっともなくてね。
仕事を始めてみると、だんだんと馴染んでくるのがわかった。
あれほどの痛みが徐々にではあるが、軽くなっていく。
そして午後には、苦痛が残りながらも踏ん張っている自分がいた。
そんな毎日の繰り返しだったが、半年くらいで慣れたのか湿布薬は姿を消していた。