先日、スーパーでセリを買って来た。
特に使いみちを考えたわけではないが、なんとなく懐かしい気がしたのだ。
とりあえず茹でてみたが、ずいぶん小さくなってしまうものだと。
たいがいの野菜は、茹でたり炒めたりすると嵩が減る。
白菜などフライパンに山盛りにあっても、炒め始めるとグングンと嵩が減る。
さて、このセリを口にしたところ、果たして懐かしい香りが広がった。
だが、かなり固いというか歯切れが悪い。
とてもじゃないが、そのまま食べるのは難しそうである。
そこで、熱い味噌汁の椀に少し入れてみた。
とても綺麗な緑色が広がって、とても旨そうな味噌汁になった。
しかも、こうすればセリが一口に入る事がないので、なんとか食べられる。
セリを軽く噛むと、幼い頃の田んぼや野原の景色が見えた。