先日、市販のミックススパイスでフライドチキンを作った。
http://yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/2455/
S&Bとハウスの2社のスパイスを試した結果、ハウス製のスパイスが複雑な味に感じた。
使われているスパイスがハウス製の方が多種類なので、ごく当然の事だと思う。
僕はハウス製がS&Bよりも旨いと感じたが、それよりもS&B製が単純過ぎるのではないかと思う。
ただ、食べ物はその時々での好みがあるので、単純な味が不味いというのではない。
例えばビールには何が合うとか飲み物との相性もあり、たいがい味付けの変化があるはずだ。
僕がよく作っている鶏の唐揚げはニンニクを効かし、チキンソテーもニンニクを強めにしている。
唐揚げの味を変えた事はないが、チキンソテーはニンニク以外のハーブを効かせたりもする。
そうは言っても、あまり複雑な味にする事はしていない。
フライドチキンでネット検索したところ、ケンタッキー・フライドチキンのスパイスが出て来た。
皆いろいろ探っているようであるが、けっこう上手に再現したとか書いた人もいる。
そこで僕も試したくなり真似をしてみたが、手持ちスパイスでは不足があるものの旨い味になる。
それがケンタッキーに近いかどうかは、僕の味の記憶が薄いので評価する事は難しい。
だが、まったく方向違いの味ではなくて、けっこうイケるのではないだろうか。
実際にスパイスを用意し始めると、ちょっと面倒な事に気付いた。
スパイスによっては手持ち品が粉末ではなく、粉に挽かなければならず手間が掛かる。
我が家にある道具は手回しの小さなミルで、果たしてけっこう苦労した。
オレガノ、バジル、タイムの三種類をミルで挽いて粉にした。
セージはたまたま粉末を持っていたので良かったと、ホッとした。
参考のレシピにタイムは含まれていないが、マジョラムの手持ちがなく代わりになるだろうか。
オニオンソルトも手持ちがなかったが塩だけにして、レシピの塩を増やして調節した。
玉ネギを擂り卸そうかと思ったが、乾燥した粉末でないと混ざりが悪そうなのでやめた。
この玉ネギの有無が味の違いに直結しそうな気がしたが、今回は玉ネギ無しで様子見という事で。
結局マジョラムとオニオンソルトの手持ちが無くて、今回使ったスパイスは次のとおり。
オレガノ 1
ガーリック 1
塩 2
セージ 1
タイム 1
チリペッパー 1/4
バジル 1
パプリカ 2
テーブルコショウ 1
粗挽き黒コショウ 1/3
以上のスパイスを混ぜ合わせて鶏肉にもみ込んで、暫くして小麦粉をまぶして油で揚げた。
鶏は骨なしモモ肉を使ったので、揚げ時間は7分間くらいで揚がった。
油の温度は低めで、色の付き具合を見ながら時間と共に少しずつ上げていった。
我が家のIHコンロは低出力なので、揚げ物にはいろいろ不都合があり・・・
調理中の写真を撮らなかったが、いつもの揚げ物風景であった。
仕上がりはチキンの衣が少し濃い色になったが、しっとりとした感じになった。
だが、肉の一部に少しだけパサパサした感覚があり、揚げ方の工夫が必要だと思った。
肝心の味は悪くないと思うが、オニオンが入るともっと旨いのだろうな。
近いうちに再挑戦してみるが、次回はオニオンソルトを必ず使う事にする。