いい物を買って来たよと、息子が僕を呼んでいる。
「昭和20年9月21日夜、僕は死んだ」と言いながら・・・
サクマ式ドロップスの缶を手渡された。
なんだか、ずいぶんと小さい缶だと思いながらも。
そう言えば先月、お盆前にTV番組の話をした事を思い出した。
今年は「火垂るの墓」を放送するかどうかと。
ところで、ドロップの缶を眺めていて、何か違和感があった。
缶の色に馴染みが薄いというか・・・
そう思っている最中に、ドロップには二種類あると息子が言う。
そもそも製造会社が異なり、商品名がチョッとだけ違うと。
サクマ式 ドロップス(赤色の缶) 佐久間製菓株式会社
サクマ ドロップス(緑色の缶) サクマ製菓株式会社
ややこしいが、二つの会社が缶入りのドロップを製造販売しているのだ。
なるほど、僕は緑色の缶の方を強く記憶していたらしい。
Wikiによると、佐久間惣治郎なる人が明治時代に作ったのが始まりだとか。
この人物は、僕の近くの何処かの出身であると書かれている。
へぇ、そうだったのかと少し驚いた。