介護系老人ホームのHPを幾つか眺めていると、「ご利用者様」と・・・
何かこの呼び方がおかしな気がして、しっくりしないと言うか。
最近は何でも「様」付けなので、様はともかくとして。
利用者と言うのは、どうにも変な気がしてならない。
病院なら患者さんと呼ぶのかな、病院でお客様と呼ぶのもおかしいが。
病院では診察時には患者さん、会計ではお客様と呼ばれている。
老人ホームなら、お客様の方が良いような気がする。
何か良い呼び方がないものか・・・
利用者というのは自ら名乗るには良いかもしれないが、いくら「様」を付けられてもなぁ。
なんとなく堅物の役所のような気がして、安心して親族を任せられない気がする。
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もう一つ気になるのは、ボランティア募集をしている事である。
賃金を貰う従業員と無給のボランティアが、同時に存在している事が何か引っ掛かるのだ。
仕事内容の違いが有る無しは別にして、何か納得出来ない気持ちが湧いてくる。
僕のイメージはこのような感じである。
親族に仕事があり、老人の世話が出来ない。
↓
親族の収入から老人ホームへの支出を差し引いて余裕がない。 → 自宅で介護する。
余裕がある親族は。
↓
老人ホームに介護を依頼する。
↓
老人ホームが利用料を徴収して、介護を始める。
↓
老人ホームが経費を抑えるために、ボランティアを募集する。
仮に経費を抑える目的でなくても、ボランティアを使えば同じ結果になる。
ボランティアで、老人の待遇が向上するのは良いと思うが・・・
老人ホームまで益する事はないのではないか?
福祉というと、すぐにボランティアと考えるのは変だなと思った。
老人の親族が長い休暇を楽しめるのは、無給のボランティアのおかげなのか?
親族は老人をホームに預けた時点で、無縁というか関係なしとか。
料金を支払うのだから、後はお任せしますといったところだろうか。
どうもボランティアが、体よく使われているような気がしてならないのだ。