YouTubeを見ると、キャンプで料理や飲み食いの動画がたくさんある。
一人で行くキャンプ、仲間と行く、家族と行く・・・
それらの動画を見て思ったのだが、どうも脂っこいものが多い。
しかも洋風の料理でバターやチーズをたくさん使い、イマイチ僕には馴染まない。
そこで今日は、多少の脂っぽさを残しながら和風で作ると言うことで。
イカフライの玉子とじ丼を作ってみた。
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アウトドアなので庭でやりたかったのだが、寒いので家の中で作った。
場所以外はアウトドアと同じで、簡単な道具だけを使う。
数が少ない簡単な道具では、段取り・手順を良くしないと上手く出来ない。
今日使うのは、トランギアのストームクッカー 27-2UL という小サイズの物。
左の写真にあるバンドをかけた丸い物を開けると、右の写真のよういろいろ入っている。
これらはアルミ無垢のままで、何のコーティングも施されていない。
アルコールとガスのバーナーがあるが、今日はアルコールのバーナーだけを使う。
火が一つと言うのは、ほんとうに手順良くやらないと・・・
その手順だが、一番時間が掛かるのが炊飯である。
米洗いから始めて炊きあがり、蒸らし時間を含めて、およそ1時間は掛かる。
この時間ばかりは短縮出来ないので、炊飯から先に始める。
イカフライ玉子とじ丼の材料は、米、イカフライ、長ネギ、トマト、レタス、ピーマン、玉子。
他に調味料として醤油、砂糖など、ソースは生野菜を食べる時に使おうかと。
吸い物をインスタントにすると簡単で良い。
米を洗い15分間ほど水に浸すが、その間にイカフライとネギを切って下ごしらえをする。
写真では生野菜を切ってしまってあるが、本来はイカフライを煮ている間にする。
(他の雑用があったので、ここは先にやったのだが、後で十分な時間がある)
炊飯は中火より少し弱火で、煮立ち始めてから15分間くらい炊く。
鍋フタからの湯気が弱くなり、プチプチ音がすれば火から下ろして蒸らす。
今日の米は0.5合、水加減は1.2倍にした。
炊飯時のフタはもう一つの鍋を重ねて、ヤカンに水を入れて重石にする。
ストームクッカー付属の二つの鍋は僅かながらサイズが違うので、小さい鍋を炊飯に使う。
そして大きい方の鍋を重ねて、フタ代わりにする。
以前はフライパンをフタにした事もあるが、どうしても湯気が垂れ落ちるので鍋をフタにした。
炊き上がれば鍋を火から下ろし、ヤカンを火にかけておく。
鍋にはイカフライのフライパンをフタ代わりに乗せて蒸らす。
先ほどまでのフタ代わりの鍋に醤油と砂糖を入れて煮汁を作るが、水は入れない。
煮汁はイカフライを煮る直前に、ヤカンで沸いた湯で薄める。
ご飯の蒸らしは20分間、蒸らし始めから15分間経過したらイカフライを煮る。
煮汁の鍋にヤカンの湯を入れて薄め、イカフライの入ったフライパンに注ぎ入れる。
汁を出した鍋に、もう少しヤカンの湯を入れて濯ぐようにしてから、フライパンに足す。
これで鍋が洗われたので、何にでも使う事ができる。
汁を入れたフライパンを火に掛け、洗った鍋を炊飯時と同様にご飯の鍋に重ねて蒸らしを続ける。
イカフライを煮ている間に、生野菜をこしらえておく。(今日は事情で先にやった)
煮上がりが近づいたら、ご飯のフタ代わりにした鍋で玉子を溶き、玉子とじにする。
少しだけグツグツしたら火から下ろして、アルミホイルなどでフタをしても良い。
フライパンを下ろしたら、替わりにヤカンを火に掛けて残りの湯を沸かし直す。
こんな感じに、玉子が固まればOKか。
ここからは手早い仕事、鍋のご飯をかき混ぜてほぐし、イカ煮を乗せて刻み海苔でもパラパラ。
空いたフライパンに生野菜を並べ、玉子溶きに使った鍋にインスタント吸い物を入れる。
ここでヤカンの湯が沸いていれば吸い物の鍋に注ぐ、溶いた玉子分があるので熱湯が良い。
ぬるい湯で吸い物を作ると、玉子の生臭みが出てしまうので注意する。
さっさと食べて、空っぽになった鍋だが・・・
アウトドアの出先なら紙で拭いてやるとか、だがご飯の鍋は水を入れてふやかさないと。
まぁ、日帰りならビニール袋で包むなり・・・
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ここまで、いろいろやってみたが・・・
調理は簡単に出来たのだが、寒い時期なので全体に冷めてしまった。
ご飯の蒸らし時に保温カバーを使うなり、また吸い物も冷めない入れ物が欲しい。
だが、最小の道具で作るとなれば、これが精一杯かとも思う。
なお、今日の室温は13℃で、アウトドア感を出すために暖房はしなかった。
けっこう寒かったよぅ~~~