我が家の電気は、東京電力から引いている。
その東京電力から、「でんき家計簿」の利用を勧めるハガキが届いた。
そう言えば、いつであったかTVのコマーシャルで「でんき家計簿」がどうとか?
あれの事かと思いながら、ハガキを開いてみた。
でんき家計簿の事を説明してあるが、僕には不要なものだった。
その内容は次の三つである。
1.電気料金が一目で分かる
2.おトクな料金メニューが選べる
3.家電の管理がまとめてできる
ようするに、節約やら節電に役立つと言いたいのだろうなぁ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
1番目、電気料金が一目で分かるから、何だと言うのだろう?
そんな事は、毎月の検針票を見れば良いだけ。
一ヶ月を経過してから使用量や料金を知ったところで、手遅れではないか?
もし電気料金がリアルタイムに分かるなら、それは便利かも知れないが。
僕の知り合いに聞いた話だが、そのまた知り合いに吝嗇な者がいたそうだ。
毎朝の事、電気、ガス、水道のメータを自分で検針して使用量を確かめていたとか。
そして基本料金内で納まるように、電気、ガス、水道の使用を控えたと言う。
具体的にどのようにするか尋ねると、問答無用と元栓を締めてしまうのだとの事である。
なるほど、これなら使いたくても簡単には使えないわけだ。
ーーー ---
2番目、おトクな料金メニューが選べる?
電気の使用時間帯で、幾つかの料金メニューがあると言う。
これもリアルタイムで時間別の使用量が分からないと、正しくメニュー選択出来ないだろう。
だから、これも大した意味が無いと思う。
でんき家計簿の登録なしで、メニュー料金比較シミュレーションがあったので試した。
我が家の1月度の使用量は1,015kwh、料金は33,152円であった。
それを入力すると、年間の推計使用量が算出されて合計額が三十数万円となった。
料金メニュー名と適用した場合の料金一覧が出て、ピークシフトといメニューが一番安いとのこと。
年間で2万円くらい安くなるらしい。
さてさて、実際はどうなるのだろうか・・・
このピークシフトの内容がハッキリ分からないが、あんがい気を使う使い方ならNGである。
いくら計画していても、とかくパターンから外れる事があるだろう。
前に書いた吝嗇の者ならキッチリと実行出来るだろうが、僕には難しそうだ。
ともかく、でんき家計簿登録をしなくても、メニュー選択は出来ると言う事だ。
ーーー ---
3番目、家電の管理がまとめてできる
何かと思ったら、使っている家電を登録するとメーカーからの情報が取得出来るというもの。
取扱説明書、保証期限、リコール等だそうだ。
どうなのかなぁ、必要かどうか僕には分からない。
まぁ、リコールの連絡はあった方が良いかと思うが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、でんき家計簿について簡単に調べてみた。
僕の考えでは、リアルタイムで使用量が見られない事には、なんの意味もないと思った。
また、節約しようにも先月の料金が幾らであっても、今月が猛暑になれば節約どころではないし・・・
暑さも寒さも自然まかせで、節電第一とは言っていられない。
それよりも何よりも、節電を考える者がネットを使って見る事がおかしな事だと思う。
検針票を眺めていれば済むだけの、単純な事ではないのかな。