昨日の夕方近く、自宅前の道がなんとなく普段と違う雰囲気。
庭に日除けを張ってしまったので、様子はよく分からないが人通りが多い。
暫くして別の一行が逆方向から歩いて来る、提灯をぶら下げて。
そこで、ハッと気がついた。
お盆だったな、すっかり忘れていた。
TVもろくに見ない、ネットニュースは事件事故ばかり。
たしかに帰省ラッシュを伝えていたが、僕はお盆と関連付けていなかった。
こんな事があるのかと思った、毎年の行事を忘れるなんて。
もっとも、お盆は特に改まった事をして来なかったので仕方がないか。
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どういう訳か、先日スーパーで供え物の菓子を買って来た。
蓮や果物などの形をした、色鮮やかな打ち菓子である。
他には買わなかったが、盆飾りの一式が並んでいるのを見た。
お盆の飾りだと思ったが、それ以上は何も感じなかったのである。
お盆と気付いたので、簡単にお盆用の供え物を作った。
供え物といっても、ソーメンとナスの煮浸しだけ。
ソーメンには、甘辛の油揚げと玉子焼きを載せて薬味はミョウガ。
仏壇に仏飯器でソーメンを供え、母と息子は椀に盛り付けたソーメンが夕食になった。
もともと供え用に小束のソーメンを茹でたので、量が少なくて僕の分までは廻らなかった。
それに僕もあまり食べたくなかったので、自作の大きな稲荷寿司を五つ食べた。
何故お盆を忘れてしまったのか分からないが、これで良かっただろう。