トイレ掃除に塩酸を使ったのだが、なんとなく自分が塩酸臭くなったようだ。
一時間ほどしたら、塩酸の臭いを感じなくなったのだが・・・
塩酸は、かなりキツイ臭いがする。
ほんの僅かでも鼻に突き刺さるような感覚があり、咳き込んでしまう。
だから、扇風機を自分の背後に置いて、常に風上にいないと大変である。
なのだが、狭いトイレでは吹き返しで自分の方に戻ってしまう。
どうするか、それは防毒マスクとメガネを使うしかない。
たしか酸性ガス用のマスクがあったはずと思い、探したら出て来た。
でも、そんな記憶に遠い物で大丈夫なのだろうか?
かなり古く、16年くらい前の吸収缶が付いていた。
他に何も無いので仕方がない、無いよりはマシかと思って使うことにした。
じっさい、たしかに無いよりはマシといった・・・
けっこうツンツンして、こんなだったっけと思い出してみる。
この手のマスクは装着が難しくて、よほどキッチリしないとダメである。
まぁ、いいや。
トイレのタンクに付いている水の出る管の先端に、いつの間にか水垢が分厚く着いていた。
それを除去しようと、塩酸を使ってみた。
これまで気にしなかったのが悪いのだが、かなり分厚い・・・
塩酸をかけると、シューっとなってすぐに溶けるのかと思ったら、そうはならない。
なんだい、たいしたことないじゃないか。
何かの容器に入れてドブ浸けにすれば良かったのかとも思うが、この部分ではどうにもならないし。
歯ブラシを使って何度も塩酸をこすりつけ、しまいにはステンレスのスプーンでこそぎ落とした。
塩酸のおかげで、水垢がそこそこボロボロになっているようではある。
多少の力技であったが、このようにピカピカと元に戻った。
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普段、少し金属管がくすんでいると思っていたが・・・
もちろん視力が衰えていたので気付きにくかった事もあるし・・・
よく見たら、こんなに酷い水垢が着いていたとはなぁ。
これからは、トイレ掃除の時には必ず水の出る所を拭うようにしよう。
まったく、横着を重ねると水と言えども大変な事になると実感した。
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ところで、我が家には塩酸と硫酸の瓶入りが何本かある。
このような危なそうな薬品は簡単に入手できるが、取り扱いには知識と経験が必要である。
十分な保護具、まずはそれが揃わないと始まらない。
塩酸はほんとうに危ない薬品だと思う、空気に触れただけで白い煙があがる。
もしも、その煙を吸い込んでしまったら・・・
それはもう、酷い目にあうだろう。
それと、目の保護を考えておかなければならない。
最近は分からないが、日本では目の保護に対する安全意識が足りなかったように思う。
まぁまぁ、あまりこんな話をしても・・・
いずれにしても、これは僕の日記なので、勝手に真似をして障りがあっても知らんよ。