僕は老眼のメガネを常用しているが、そのメガネは遠い所と手元の両方を見る事が出来る。
なかなか重宝なのだが、歩行時に足元を確かめる時には少し危ないと感じる。
視線を下げるとメガネの下のほうで物を見る事になり、まっすぐ見る時とは倍率が違う。
すると遠近感が変わるので、たとえば段差の高低が分かりずらくなる。
このくらいの高さだろうと思っていると、以外に高さがあって躓いてしまうとか。
だから僕は、家の中ではこのメガネを使わないようにしている。
自室が二階にあるので、日に何度も階段の上り降りをしなければならない。
手すりを掴んでいても危なくて・・・
そこで、普段は弱めのメガネを使って家の中を歩いている。
離れたTVを見たり、ごく普通の生活行動なら十分だ。
しかし、パソコンのように近い所を見るにはピントが合わない。
いちいちメガネの掛け替えは面倒なので、チョッとした用足しならメガネを重ねて使っている。
普段使いのメガネの上に重ねて、同じくらいの度数のメガネを掛けるのだ。
長時間使うのは2つ分のメガネの重量は重く感じるので、ほんの僅かな時間だけ。
我が家には、僕のメガネがあちこちに置いてある。
なにしろ一つのメガネでは用が足りないので、いくら狭い家の中でも二つも三つも持ち歩くのはたいへんだ。
手ぶらで歩いても、行った先にメガネがあればその方が良いと思って、そうしている。
ただ問題が無いわけでもない、メガネの取り違いをする事がある。
けっこう繰り返してしまうのが、車に乗る時である。
玄関を出る時にまったくメガネの違いに気づかず、車に乗って数メートル走ってから気づく。
すぐに引き返して、メガネを替えて再出発というパターン。
一応、車に運転用のメガネを置いておく事にしてあるが、ついそのメガネを掛けたまま車を降りてしまう。
後で車に戻せば良いだろうと思って、ついつい後回しになる。
どうしようもないなぁ・・・