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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

初めはバスに乗っていたはずなのだが、いつの間にか飛行機内で後ろの方の席だった。
そのうち飛行が怪しくなって、高い山の川沿いに墜落してしまった。
半数くらいが無事に生き残って、当然のように僕も生き残りに含まれていた。

どうやって救援を呼ぼうか、いろいろ考えながら山の高い所まで登ってみた。
下の方を見ると民家が見えるが、そこに辿り着くには大きな川を渡らなければならない。
しかも断崖絶壁のように、谷の深い所に川が流れている。
それでも歩いて行けない距離でもないかと思えば、少しは気が楽ではあった。

それから辺りをよく見回すと、あんがい近い所にも集落が見える。
やはり川向うには違いないのだが、大声で叫べば声が届きそうに近かった。
昔ながらの作りの民家で、開けた障子から部屋の中がよく見える。
男女の区別が出来るくらいに、よく見えていた。

その民家に向けて大声で叫ぶと、家のなかの者は突然に聞こえた声に驚いている。
幾度か叫び続けて、やっとこちらの居所が分かった。
ーーーーーーーーーー

そのうち、肌寒くなって目が覚めた。
時刻は午前4時ちょっと前で、空は白んでいた。
小雨が降っているようで、ざわざわと音がしている。
起きるには早いので、また目を瞑って雨音を聞いているうちに眠った。

次に目が覚めた時には、通学の子供の声が聞こえていた。
子供らは傘をさしておらず、明け方の雨はすっかり止んでいた。

いよいよ起きたが、くもり空でとても蒸し暑く感じる。
予報は弱雨から曇りで、終日晴れ間は出なさそうだ。
いやだな、こんな日は・・・

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