物心がついた幼い頃からずっと、正月はつまらないと感じていた。
なんだか空しいようで心が落ち着かず、独特の雰囲気に嫌気がしていた。
それは今でも変わらない心境で、やはり今年の正月も・・・
この正月は天気が良くて、今日まで三が日は暖かい日が続いている。
昨日の正月二日は、息子夫婦が昼頃に来て夕方五時頃に帰った。
昼には暮れに手に入れておいた活きドジョウを、柳川風に玉子とじの鍋にした。
大きくないドジョウなので割かずに丸のまま鍋に入れて、醤油、砂糖、酒でグツグツ煮る。
仕上げに溶き玉子をザァザァっとして、フタをして蒸らして出来上がり。
刻みネギと山椒を振りかけると、たいそう旨いドジョウ鍋になる。
僕は元日に同じドジョウ鍋を作って食べたので、今年はこれで二回目となる。
息子の嫁さんは、我が家でドジョウが泳いでいるとは知らず驚いていた。
ただ、本人はドジョウ鍋が好物らしく、たいそう喜んで食べていた。
だから、もっとたくさんの量で作れば良かったのだが・・・
あいにく、前日の残り分のドジョウなので口汚しほどであった。
また機会があれば、その時にはタップリと作ろうと思う。
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ドジョウはまだ数匹が残っていたので、今夜もドジョウ鍋にした。
もちろん肴にするにも少量なので、他には豚の角煮を用意した。
一人でポツンと酒を飲んでいたのだが・・・
やはり、正月はツマラナイと思った。