自動車を乗り換えて二週間ほど経ったが、やっと慣れてきたという感じである。
いつでも車の乗り換え時には、あたり前だが借りたネコのようなシックリしない感覚が生じる。
ハンドルの高さ、シートの前後位置、高さ、背もたれ角度などいろいろ。
ドアにひじ掛けが出来そうなら、座り心地を様子見しながらあれこ調節する。
そのような細かい事を、車に乗るたびに少しずつ直す。
まだ不満はあるが、とりあえず大きなストレスを感じないくらい調節して慣れて来た。
そして今、カーラジオのAM放送にノイズが多くて困っていた。
当初からの不具合であったのだが、エンジンを掛けているとノイズが酷くなる。
エンジンが動いていなければノイズがまったく無い・・・
ブツブツジジジィ~と連続して繰り返し、酷い時には音声が途切れる程のノイズ混じりである。
FM放送は問題なく聞こえ、AM放送だけノイズ混じりになる事が分かっている。
受信の信号強度が低いのかも知れないが、そもそも信号強度計が実装されていないので分からない。
とりあえず、ラジオを外してみようと思い立ち、早速やってみた。
ラジオを外すのはそう簡単ではない、内装をはがす工具が必要になる。
マイナスドライバで出来ない事もないが、それは傷だらけになって泣く事になる。
Amazonで送料込み200円で売っていたので、すぐに注文して二日後に届いた。
たぶん同じ物と思われる物が、Amazon内の他のショップで数倍の値段で売られていた。
Amazonでの買い物には、チョッとした注意が必要である。
今日は朝から小雨ふりで、他に用事もなかったので朝の10時半ごろからラジオ外し作業を始めた。
僕はこのような作業が苦手であるが、まぁまぁなんとか運転席やオーディオのあるパネルを外した。
正直なところ、一か八かの勝負だという気がする。
失敗すればパネルが割れたり工具が折れたり、車の内装が傷だらけになるなど。
今回はパネルの合わせ目が少し捲れて傷になってしまったが、僕としては気にしないレベル。
プロから見れば、素人がやればこんなものという見本の低レベル・・・
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数十年ぶりの車いじりで慣れないパネル外しに手間取り、30分間くらい掛かってしまった。
それからラジオというかオーディオ器を引っ張り出して、眺めながら考えていた。
古い車なので電気の接触不良が疑わしいと思い、二つ有るコネクタを抜き差ししてみた。
何の配線なのか分からないが、とりあえず順番に一つずコネクタを抜いてすぐに差し込んだ。
一つ目のコネクタを抜いても何の変化もなく、ラジオは相変わらずのノイズ混じりで聞こえている。
そして二つ目のコネクタを抜くと、ラジオが無音になった。
すぐにコネクタを刺し直すと、ノイズが無い綺麗な音声が流れる。
どうやら、二つ目のコネクタの接触不良なのかも知れない。
接触を安定させるため何度かコネクタの抜き差しを繰り返し、ノイズが混じらない事を確認。
それから、すべてを元どおりにして作業終了となった。
現在は、ノイズが混じらないAM放送を聴ける。
慣れないパネル外しは面倒であったが、僅かな出費=200円ほどで解決したので良かった。