年に一度くらいか、何かの拍子に耳に入る言葉「こんぴらふねふね」
三味線やら何やらの伴奏で聞こえて来る事もあり、その度に可笑しな感情を持った。
歌い出しの歌詞がそのまま題名になっているのが単純過ぎて、なんとも妙ちくりんな気にさせる。
もちろん歌い出しが題名のものは他に幾らでもあるが、この「こんぴらふねふね」は奇異に感じる。
「ふねふね」の部分が、幼子が言葉を重ねて繰り返す時のように、なんとも幼稚に響く気がする。
さらに、僕に限っての事だろうが、落語家の出囃子で三味線が調子ハズレに感じて可笑しいのだ。
「こんぴらふねふね」の歌詞は歌い出し以後はまったく知らないが、知りたいとは思わない。
人により「お池に帆立て~」と聞こえるようだが、たしかにそのように聞こえる。
まぁ、それで良いのではないかと思う・・・
「としのはじめのためしとて~」これは正月に聞く事があるが、やはり歌詞は知らない。
だからデタラメに口から出まかせにして
としのはじめのためしとて、おわりなごやはひとでもつ
まつたけたべて、ああうまい
きのう、きょうから、またあした
ところで、おわりなごやは城でもつんだよな・・・